産まれましたその2
退院当日の未明、痛みで眠れず、同室の人に迷惑をかけそうだから、空き部屋で寝かせてもらおうと、再びナースステーションへ。そんなにひどいの?と怪訝そうにしながらもまた診察してくれました。すると子宮口は3センチに…あれだけ気のせいだの大袈裟だの言われてたのに、「あれ?もうすぐ産まれちゃうの?マジ?」みたいな軽いノリで、軽く鼻で笑われつつ、出産準備が始まりました。あたしはものすごい痛みにずっと耐えていたのに…その時点で、最初に痛みを感じてから12時間たっていました。そして耐えることさらに4時間、何とか無事に産むことができました。赤ちゃんは2600グラムの待望の女の子。皮膚が薄くて、毛細血管が見えているので、真っ赤っ赤で産まれてきました。産むまでのプロセスはいろいろだったけど、大事に至らなくてよかった。1か月早産だったため、赤ちゃんの名前も決めておらず、服や必要なものも何も揃えていませんでした。貧血だったのに4日間で無理矢理退院し、北海道から母を呼び、さっそく赤ちゃんの生活準備に取り掛かろうとした矢先、北海道の祖母が亡くなりました…母は北海道へトンボ帰り、あたしは産後の1週間を自力で乗り切るハメに…もちろん赤ちゃんの生活の準備も何もかも自分。あたしの人生常にバタバタ!