カテゴリ:親
図書ボランティアでパパの同級生の弟さんのお嫁さんに会った。
昨日のゴミ屋敷になってしまったおばあちゃんの話をしたら、 「スリッパばあちゃんが亡くなったのよ!」 と、言われた。 驚いた。 しばらく見かけなかったと思ったら。。。。 スリッパばあちゃんって言うのは、 スリッパ(かかとが磨り減って無くなってる)で県道を・・・しかも、駅前を信号に関係なく、車線に関係なく歩いて、スーパーへ行き、コロッケなどの惣菜を食べてしまったり、10円玉を差し出して『これで売ってくれ』と食べ物を持って行ってしまうおばあちゃん。 日に何度もスーパーを往復する。 ゴミ屋敷でトイレが使えなくて通ってたらしい。 だから駅前に向って車を走らせると必ず出会うおばあちゃんだった。 最後に見かけたときは新しいハンテンを着てたわね。 お嬢さんがそばの病院の辺りに住んでるそうだが、スーパーからスリッパばあちゃんが来ては「困るので、来させないでほしい」と言われたんだそうだ。 スーパーも切羽詰ってたんだと思う。 地元でも有名なスーパーだけど、本店ですから。 発祥地ですから。 地元の人にきつい事は言いたくないんですよ。 (創設者のお嬢さんがそう言ってた。) それを差し引いても言わなきゃいけないほどだった。 どうもスリッパばあちゃんは、お嬢さんが家の2階に閉じ込めたんだそうだ。 必要な物はお嬢さんが届けたそうなのだが。。。。 親を閉じ込めるほど追い込まれたお嬢さんもつらかっただろう。 そして その2階から落ちて亡くなった。 淋しい話ですね。 施設へ預けるとか・・・ スーパーに、ツケにしてもらって、毎日1個コロッケを持たせて帰らせてもらうとか・・・ こう・・・老い先短い老人に優しい選択はなかったんだろうか? ************** 母が私に頼らないように頑張っているのは、いざ何かあった時に動けるのが私だけって事を分かってるからだと思うが、 今日話を色々してて思ったの。 年を重ねると娘だから息子だからってことではなく、一番そばに居てくれた者しか覚えてないって事。 じいちゃんが私を見ても母だと思ったように・・・・ パパの同級生のおばあちゃんが息子や娘や孫よりもお嫁さんが会いに来てくれる事を毎日楽しみに施設生活を送ってるように・・・ 普段離れる事を念頭においてる母は私では無理かもしれないね。 いつかボケちゃった時に私を理解できなくなるかもしれない。 まだ若いからいいけど、あと10年。15年したら・・・。 閉じ込めるような事だけはしたくないので、 適当な距離を保っておかないといけないね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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