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2015.07.05
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カテゴリ:本にかかわること
この時期、書店によく行く。
夏休みに向けて各出版社がオマケ付き本を並べていることがあるからだ。
今年は新潮文庫と集英社文庫が文庫本を買えばしおりをくれるという。
で、一冊ずつ選んでみようと手にした新潮100冊の中にあったのがこの本である。

自分はディズニーランドが好きかといえば、好きでも嫌いでもどちらでもない。
結婚する前に2回、子供が生まれてから2回。シーには一度しか行ったことがないし。
でも、大阪のユニバーサルには一度も行ったことがないので、きっとそれよりはましなのだと思う。

もちろん、出かけてみれば楽しい。まだ小さかった子供たちと過ごしたランドでの時間は大切な思い出だ。
では、そこで夢を見せてくれる人たちの世界はどんなものであるか。
知りたくもあり、知るのが少し怖いものだが・・・。

そこで、この「ミッキーマウスの憂鬱」である。
文庫本裏表紙の説明欄には『ディズニーランドの<バックステージ>を描いた』とある。
読んでいいものかどうか一瞬迷ったが、元々ドライな性格でもあり、本の最後の解説に「夢を壊さない」とあったのでそれを信じて読むことにした。

詳しい内容は読んでいない方へのネタバレになるといけないので書かないが、要するにTDL版「踊る大走査線」であった。
後藤=織田裕二、に思えて仕方がなかった。
展開は面白いしすぐに読めるし、仕事に対する情熱には感動もするが、根底の格差社会的なくだりは・・・。

働くとは?サービス業とは?と考えるにはいい本かもしれない。
というわけで、この本は中学2年生向きではないかと。



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Last updated  2015.07.05 13:57:51
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