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みかん日和。

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2007年10月24日
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カテゴリ:京都
今日は盛りだくさん。
休養するのだ私!と思って、有休をとっていたのだが、
急遽思い立って、
「天才絵師に出会う旅」計画を発動。

オークションでチケットを入手する。
昨日から、やはり調子がよろしくなく、
やめるか?とも思ったのだが、
調子がよろしくない理由の大半が、ストレスだとわかっているので、
そのストレスから解放(逃避?)するためにも出かける。

まず、ポカ、交通手段を間違える。

河原町まで行き、京阪電車に乗り換える、
もしくは、バスに乗るのだが、
うっかり、烏丸で降り、地下鉄に乗ってしまう。

仕方がないので、京都駅まで出て、徒歩にて向かう。
ここで、ほぼ30分のタイムロス。

京都国立博物館に到着。
ここにもいたのです、考える人。kyoutokokuritu

そして今回の目的はこれ→eitoku

キャッチコピー、面白いのだが、引っかかるぞ。
「天下をとった絵師、京都に見参。」
京都人だと思っていたのだが・・・。
細かいことは気にするまい。
京都国立博物館・特別展覧会 狩野永徳
ものすごい人だった。
やはり、30分のロスは痛かった。
兎にも角にも見るべし。
人々の頭の隙間からのぞき見る。
屏風絵が多いのだが、正直、
これは!!と思うものになかなか当たらない。
随所に個性的な演出があって、いいなと思うのだが、その程度。
「天下をとった」とはおおげさな・・・・
なんて、恐ろしい思い込みをしかけていた。
大胆な筆遣いと言えば聞こえがいいが、
雑な筆運びなんじゃ??
・・・・おろかでした。
私が見ていたのは、細密画でもなければ、
額縁に入った色紙でもない。
屏風であり、ふすまだった。

見せたいものをより効果よく見せるために、無駄なものは簡略化する。
大胆に筆を運ぶことで、構図の表現に更なるメリハリをつける。

離れて見て、初めてそのことに気がついた。
計算しつくされている。
やられた!!
脳天かち割りショック。

順路をさかのぼり、もう一度見直す。
ぞくぞくっと来る感動。
コレが、永徳の仕事なのか、と。

最後の登場した、唐獅子と最晩年の屏風絵。
永徳が、大胆な筆運びがどう影響するかを、
計算して描いたのかと思うと、身震いした。
職人集団の長であり、天才絵師なんだ。
納得。
出口で出会ったポスターtouhaku

「三年後のお約束。」
ええがな~~!
お約束、なんてかわいい!おまけに「。」までついてるし。
いいぞ、いいぞ。
ライバル登場だ!!楽しみなりよ。
昨今の博物館のキャッチコピー、おもしろい。
薬師寺展(東京国立博物館)のコピーも
「初のふたり旅、春の東京。」
春色でかわいい感じ。好きだなぁ・・・。

常設展でであった仏像。
あまりにもかっこいいぞ!
金戒光明寺・文殊菩薩。
他にも、鎌倉時代の高僧、地蔵。
涙モノの、かっこよさ。また会いたいので、
動揺して、会いに行ってしまうかも・・・。
普段公開されていない仏像に出会えるラッキー、コレはおいしいぞ。
鎌倉時代の仏像、男前度数高すぎ。

ここを出て、四条河原町高島屋を目指す。
今度は葛飾北斎に会いに行く。

途中、豊国神社を通りかかる。
国宝の唐門 houkoku

安土桃山城から、二条城、南禅寺を経て、ここに到着。
えらい長い旅をしていた門。
お見事。

気になったのは、コレ。kome

米を洗うのだろうか??それともお賽銭の意味??

途中、阪急百貨店の食堂で昼食。

高島屋で開催されている
「日本が生んだ世界の画人-画狂人-葛飾北斎展」
入り口に、またもや考える人rosu

スゴイ人なのである。
小さい絵を群がって見る状況。
しかも、版画で、保存のため、照明は暗いとくりゃ、
見る環境としては最悪。
ざくざくと見ることになる。

肉筆画があったのだが、そこは、あまり人がいない。
ラッキーなことに、そこでは、思う存分見られた。
線の潔い美しさに驚く。
かっこいいなぁ。
遊び心満載の絵や、
無駄を一切省いた絵、
北斎もまた天才なのだなぁ・・・と。

さすがに、天才の毒気に当てられ、
疲労困憊。
帰って、転がる。

今日の夕食。
高島屋で購入した
フォーションのパン・ド・ミ。
実は、昼食べ過ぎて、夜、食べる気になれなかった。









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最終更新日  2007年10月25日 22時16分29秒
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