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みかん日和。

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2008年06月09日
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カテゴリ:読書

5年3組リョウタ組 石田衣良 著

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中道良太25歳。
涙もろくて純情で、でも根っから「いまどき」の男子でもある若き小学校教師が
地方都市の名門公立小学校を舞台に縦横無尽の大活躍(リンク先より)!!

現代版 坊ちゃんとでもいうのか?

 起きる事件はもちろん現代の世相を繁栄している。
地方の名士である父は、
出来すぎる兄と自分を比較し、彼は自分を卑下し、
呼吸さえ出来ないほど苦しむ。

 いきなり不登校になるのは、児童や生徒ばかりでなく、
先生だったりもする。
原因は「いじめ」。

 数々の試練を乗り越え、リョウタはクラスの子どもたちの人望を得る。
リョウタのために子どもたちはある頑張りを決意するのだが、
それはまた新たなる事件を生む。

 うちの孫、ちょうど、5年生。
ずばり、良太のクラスの子どもたちと同じ学年。
子どもには違いないのだが、
丸っきりの子どもじゃない。
大人の事情なんかもちょっとわかったりするお年頃。
微妙なのである。

その書き方があまりにも巧み。
言葉の選び方もいい。
読む人を選ばない小説だと思う。

使い方の難しい漢字が少ないといえばいいのだろうか?

「のむ」を「飲む」と書くか、
「呑む」と書くかで雰囲気がずいぶん変わる。
じゃ、きっぱり「のむ」なのだ。
読み手の自由を感じてしまうのだ。
もちろん、石田氏の意図はわからないのだが。

面白くて、夜更かしして一気読みしてしまった。
リョウタがイマドキな若者で、背伸びせず等身大で素直に生きている。
無理しない。だからと言って努力しないわけじゃない。
好きだな、こんな若者。

リョウタのライバル染谷が、またいいのだ。
男前なのだ!
かっこいいのだ!!
最初は、男前につられたといっても過言ではないのである。

リョウタ、そして染谷先生、山岸先生に明るい未来が待っていますように!






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最終更新日  2008年06月09日 16時45分10秒
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