みかん日和。

１１月末日で、職場に入っていた清掃業者が代わることになった。
というのも、建物を管理する会社が変わったのである。
そして、それに伴い、清掃を担当する会社も変更になったのである。
うちを担当してくださっていた方は、
とてもよく働く方で、
清掃以外のこと、それこそ建物の運営まで手伝っておられた。
もちろん、私たちもどれだけお世話になったか知れない。
このことが決まったのは、今年の夏。
いきなりのことだった。
建物の運営はともかく、
清掃の部分はこの業者、この方なくば無理、
そう思った上部もいたみたいなのだが、
結局は会社同士の決めること。
その方も去ることになった。

偶然の出会いだったのだが、
その方は、妹の同級生のお父さんだった。
私も知っていたし、その方も知っていた。
いろいろとお話をしているうちに、
とても身近な存在になっていた。
その方に、会えなくなるというのはとてもつらい。
お別れ、お礼を言わねば、そう思うのだが、
なかなか言えない。

ことが決まってからも平気な顔で、
接してはいたものの、心の中には、
半泣き状態の私がいて、
油断すると、もう、表に出掛かっている。
最後の日、せめて、お礼くらいは言いたい、
そう思い、出勤した。

が、結局、いつも通りにあいさつし、
いつも通りに馬鹿話をして、
そのまま別れた。

オトナな態度じゃないよな。

彼におんぶに抱っこの状態だった私たち。
さて、明日から、大丈夫なのか？

そして、明日はわが身だなぁ・・・ってな気配がじわじわ。
へこんでる場合じゃないな。