みかん日和。

プチフールを職場で、お土産にいただきました。
私は、胃の具合がよろしくなかったので、
そのプチフールいただかずに去りました。
その中にひとつメロンのがありました。
そして、それが残っていました。
通りがかり、そのことが聞こえてきました。
同僚Ａは、小さい子どものいる同僚Ｂに、
「もらって帰りなよ、おみやげに」
と言いました。
同僚Ｂは
「いや、いいです。うちの子メロン嫌いだから。」
そこで、止めればいいのに、
いかにメロンが嫌いか、このケーキをもらって帰ることに、
意義がないかを語り始めたのです。
そこに、ケーキを買ってきてくれた人がいるのに、
よく言えるなぁってなことを、だらだらと。
通りかかった私、
ケーキに駆け寄って、わしづかみにし、
口に入れた。
メロン、それこそ嫌いな私なのに。


この方、自分の好きな食べ物は、それこそ遠慮なく食べる。
子どもの分もどうぞ、と言うと遠慮なくもらう。
きっぱり、あつかましい。
そりゃもう、あつかましい。
要らないときは、その言い草かよ。
「いつもいただいてるし、たまにはＡさん、どうぞ」とか、
言えよ？
普段、小さい声で話すくせに、
要らんこと言うときは声がでかい。

ものを言ってもうなずくだけ。
返事はしない。
だから、こちらも

私の言うこと、わかりますか？

なんて、日本語が少しだけわかる外国の方に話すような口調で
話してしまう。
こんな話し方をされていて、
なんとも思わないのだろうか。
私が猛ダッシュをして、ケーキを口に入れた、
そのことの意味、気にならないんだろうか。

で、ますます、距離が開くのであった。