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カテゴリ:読書
長い間かかって、読んだ本の感想。
「水のしろたえ」 末吉暁子 これは、どうだろう・・・。 読めないかもしれない。 児童文学というヤツなのであるが、 ちょっと、好みから外れる。 水底の国から遊びに来ていた三姉妹の末の妹を 半ば強引に連れ帰るおっさん。 8年後に30歳ほどらしいから、おっさんで充分だ。 この連れ帰られた娘、どうも、少女っぽい。 このあたりから、犯罪性を感じてしまうのである。 光源氏と紫の上でも、ここまで酷くはないだろう。 あっという間に、子どもが生まれているあたり、 いくら、昔話でもやりすぎやん?と思ってしまった。 そして、いろんなパターンの話をもりこんでいるので、 どこかで、読んだことのある話調になるのである。 誰に読ませたいのか、それがはっきりしないので、 どうにもスッキリした話にならない。 子どもには物足りないし、 大人にはなんとも、ご都合主義でありがちな展開・・・・ で、今のところ来ているのだが、 はて、ここから、急展開、面白くなるのだろうか? 蝦夷征伐に行く親父、 そこでであった蝦夷との交流があり、 蝦夷に否定的になれない、そこをもっと広げるとか・・・。 そうなると、ファンタジー要素が邪魔か? んーーー。やはり、 伊藤遊氏の「鬼の橋」は秀逸だったなぁと、結論。 同じ時代だけど史実と虚構の絡め方が絶妙なのである。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△ 水のしろたえ、結局、読了。 結局、最後の最後まで、いただけない。 もちろん、私の感想。 この話が好きな女子も多いだろう。 しかし、幼子を誘拐した印象は消えなかったし、 父が何を考えていたかも謎のまま。 でてくる人が皆いい人。 蝦夷をだまし討ちにした坂上田村麻呂、 帝を籠絡し、権勢を思うままにした藤原薬子も「悪い人」じゃない。 もちろん、悪人である必要はない。 しかし、みんながみんな、いい人というのは、 いかに、子ども向けといえど、 気色悪い。 ひとつ訂正。 主人公の母が連れてこられたのは裳着を迎えるような年頃だったらしい。 12歳から16歳くらいが一般的だったらしい。 だから、昔は結婚できるお年頃・・・・? とはいえ、やはり、気色悪いなぁ。 天女の羽衣を奪って、天女を自分のもとに連れ帰る。 天女は羽衣を取り戻した時、自分の国へ帰ってゆく。 水底の国の娘は水のしろたえを奪われ、男に連れられて行く。 水のしろたえを見つけた娘は帰らなかった? 父は水のしろたえを返そうとしたのだが、 それでも帰らなかった?? その辺の書き方がいまいちだったため、 乙女チックロマンとしても、いまいち。 というわけで、お勧めはしないのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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