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カテゴリ:旅
春の東京、3つの顔に会いに行く。
国宝阿修羅展のポスターのコピー。 チラシには、 「上野で会いましょう」 お誘いくださいましてありがとう。 会いに行きますともさ。 先だって興福寺に行った時、 「東京と九州に行くから、来ても会えなくなっちゃうけど、ごめんね」 なんて要旨の張り紙があった。 それを見てから、ドキドキドキドキ。 東京に連れて行かれるのね、阿修羅ご一行・・・ってな程度に認識。 企画の全貌が明らかになるにつれ、 絶対行く!行かねばなるまい!!ってな気持ち。 昨年の薬師寺、日光月光を見に行かなかったことの後悔も手伝って、 早々に決意。 隊長に同道してもらう約束も取り付け、 いざ、上野なのである。 朝、9時に集合し、上野の博物館へ。 会館前だというのに、もはや、列ができている。 さすが国民的アイドルのお出ましである。 ワシなんて、大阪から来てるもんね!なんて人もきっといたはずである。 ガラス越しじゃない、 手を伸ばせばそこにいるそんな距離で会えるのだ。 見逃す手はない。 筋骨隆々四天王立像が入り口に構えている第二会場を先に見学。 あまりのオトコマエさに、鼻血が出そうなのをこらえつつ、 背中までぐるりと拝見。 うっとりなのである。 動きあるお姿を彫像で表現する、鎌倉仏師の巧みの技に感服なのである。 お堂の中での立ち姿もいいのだが、異空間で立つ姿もかっこいいのである。 ありえない構図も悪くない。 武将の形なので、ああいう立ち方の方が、むしろかっこいいかもしれない。 などと、邪な鑑賞をしつつ、 第一会場へ。 そちらは八部衆揃い踏みという、 夢のミラクルワールドが展開されているのである。 しかも、360度見ちゃってもいいよ~~んなのである。 うひひなのである。 隊長とともに、興福寺で一度、八部衆に会っているはずなのだが、 記憶にないのが二人。 ごめん、ホント、記憶にないです、ってな感じで。 好みじゃないって、こんな扱いしちゃうんだ、私・・・って、 妙なところに感動しつつ、鑑賞。 見えないからって、適当にやっちゃえ~~なんてことはないのである。 見えなくても、きっちりと作ってあるのである。 そして、それぞれに個性を持たせてあるのだ。 表情、髪型、衣装、それぞれの個性、 それがガラスのないストレートな状況で目に入るのである。 雑踏の中、時折、気が遠くなる気がした。 ホント、吸い込まれそうな感じ。 興福寺で会うときよりも、目線が高かったのも、 表情を違って見せたのかもしれない。 隊長の心のアイドル、カルラさん。 絶対、生で見るほうがオトコマエ。 目がかっこいい。 こっそり人気度アップ(絵葉書買っちゃった)。 この揃い踏み、最初の三週間だけらしいので、 是が非でも、この期間に行くべしと思っていたので、 ホント、行けてよかった。 メイン、日本国民のアイドル阿修羅さま、 漆黒の闇にぽっかり浮かんでおられました。 そのお姿は、現実離れしておいでで・・・・ いや、もちろん、現実にはおられませんが。 興福寺でガラス越しに見るお姿より、 さらに現実離れしているというか・・・・ 神々しさが増しているというか・・・。 照明のせいもあるのでしょうが、 陰影がつき、 本来の阿修羅、戦いの神であった阿修羅の顔が 見えたような気がした。 憂いの表情、その目の力強さにくらくらっと来た。 興福寺中金堂のために一肌脱ごうじゃないか!ってな気もちになっていたのである。 怖い怖い。 そう言ったこともあってか うっかり、キャラクターグッズを買い揃えてしまった。 いいんだよ、中金堂のためだ! ・・・・ってな、値段設定だと思う。高いぞ、グッズ。 図録は、布張りハードカバーの上製本。 あれで、2500円はお買い得なのである。 右から左から、アップもバストショットも。 アイドル写真集なんて目じゃないぞ、な出来栄えであった。 これだけずらずらと書いて、書き足りないというのも うそ臭いのであるが、 実は、今日、バイクとぶつかりそうになり、 よけた拍子にガードの角にでこをぶつけ、 悲惨な目にあったのである。 眉毛のあたりで、ぷっつり、切り傷、 まるで時代劇のやさぐれヒーローのような風情。 たんこぶもできていて、さっきから冷やしているけれど、 多分明日は強力な顔になること請け合い、見たいな・・・。 そんなこんなで、片目をふさいでいたり、 頭が痛かったりで、 視界が悪く、漢字の変換も怪しかったりする。 もし、誤字脱字があっても 指摘せず、こっそり、見逃して欲しいなぁ、と、 切望し、寝ちゃおうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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