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カテゴリ:読書
百瀬、こっちを向いて。 中田永一著
ちょっと、話題になっていたこの本。 真っ白の表紙に、縦書き、か細い銀の文字でタイトルが書かれている。 はかなげな印象の本。 気になりつつも手に取ることもなかった。 最近、本を読むことが少なくなっていた。 リハビリを兼ねて、軽い読み物をと思っていたので、 とりあえず、本の表紙の印象を信じて読書。 若人がいっぱい出てくるのである。 でも、ギンギンに若いってな風ではない。 刹那的に生きている印象のあるテレビによく見える若人とは違う。 不器用に、一生懸命生きているのである。 悩みながら一途に恋するのである。 「私はあなたが好きなの、つきうべきだと思わない?」 みたいに短絡的に、ことは運ばない。 あくまでもピュアなのだ。 ピュア、なんて言葉、そうそう使えないぞ? きゅっと、締め付けられるような切なさがにじんでいる。 そんな短編の連続。 平易な文章で、淡々とつづられ、 印象としてはとてもキレイ。 そんな中に、ところどころ、ちりばめられた「現実」にはっとする。 え??何、今、何か??? なんてことも。 スリルとサスペンスはないけれど、 ドキドキは味わえる気がする。 若人よ、読んでみたまえ。 若いときにしかできない経験がそこにあるぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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