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みかん日和。

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2009年06月18日
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カテゴリ:読書
百瀬、こっちを向いて。 中田永一著

ちょっと、話題になっていたこの本。
真っ白の表紙に、縦書き、か細い銀の文字でタイトルが書かれている。
はかなげな印象の本。

気になりつつも手に取ることもなかった。
最近、本を読むことが少なくなっていた。
リハビリを兼ねて、軽い読み物をと思っていたので、
とりあえず、本の表紙の印象を信じて読書。

若人がいっぱい出てくるのである。
でも、ギンギンに若いってな風ではない。
刹那的に生きている印象のあるテレビによく見える若人とは違う。
不器用に、一生懸命生きているのである。
悩みながら一途に恋するのである。
「私はあなたが好きなの、つきうべきだと思わない?」
みたいに短絡的に、ことは運ばない。
あくまでもピュアなのだ。

ピュア、なんて言葉、そうそう使えないぞ?

きゅっと、締め付けられるような切なさがにじんでいる。
そんな短編の連続。
平易な文章で、淡々とつづられ、
印象としてはとてもキレイ。
そんな中に、ところどころ、ちりばめられた「現実」にはっとする。

え??何、今、何か???
なんてことも。

スリルとサスペンスはないけれど、
ドキドキは味わえる気がする。

若人よ、読んでみたまえ。
若いときにしかできない経験がそこにあるぞ。







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最終更新日  2009年06月18日 22時14分07秒
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