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みかん日和。

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2009年09月09日
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BALLAD 名もなき恋のうた

ballad

かの有名なクレヨンしんちゃんの映画のリメイク版である。
原作となったしんちゃんの映画、
途中から見て、しんちゃんと一緒に興奮して、泣いて。
子どもの映画なのに大人の私が、号泣する始末。

これを実写にするという話を聞いたとき、
実写しにしたいと思った監督の気持ちとてもよくわかった。
クレヨンしんちゃんの目線ではなく、
大人の目線で見てみたい、私もそう思ったし。

どうも、私はココロが弱っている時期らしく、
涙が止まらなかった。
本編が始まる前、
ディズニー映画の予告を見て、
そこから、もう号泣状態。
ジジが泣かせるんだもん。

本編はと言うと、
超弱小な国があり、
そこに鬼の又兵衛と呼ばれるふけ顔の25歳の武士がいる。
彼が敵国の間者に命を狙われているところに
へろへろと、タイムスリップしてきた小学生が
「あのーー。」と忍び寄る。
いきなり声をかけられた間者はびっくり仰天、
鉄砲を暴発させ、逃げていく。
又兵衛はこの小僧に命を救われた・・・のだが。

まぁ、そんな、超弱小の春日の国に
ものすごい美人のお姫様がいる。
言い寄るものは多数なのであるが、
みな袖にする。
そんな姫に目をつけたのが、
近隣の国の中で勢力を誇る信長チックなお殿様。
高圧的に嫁取りを宣言して去っていく。

タイムスリップした小学生を追って、
その両親もやってきた。
両親が、春日の国の殿様に、それからの歴史を
軽々しくも語ってしまう。
と言うか、語らなきゃ進まないと言うか、その歴史は作られないと言うか。
結局は、春日の国も、信長もどきの国も残らない、
ならば、好きに生きようじゃないかというのが、
春日の殿様の出した結論。

となれば、待っているのは戦である。
城中の人間を集めても500ほどの人しかいない春日を
5000の軍勢が取り囲む。

今、私は戦国嫌いブームなのである。
井伊の赤備えとか言われたらドキドキするし、
上杉謙信とか字で見るだけでもふらっと来るし、
風林火山とか見たら、もう、走り出しちゃうかもしれない。

でも、その時代のドラマや、小説を見ると、
どうにもつらいのである。
散々な歴史、人間の弱さや汚さをそこまで露骨に見せ付ける権力者の
あり様に吐き気を感じるのである。

滅びの美学、
負けるとわかっていても、ぶつかっていく、
その理不尽な闘志に、今日は、ぼこぼこにされた。

くさなぎつよぽんが又兵衛なのであるが、
ワシ的には不器用モノの又兵衛、
ナイスキャストだと思ったのであるが、
一緒に見た妹、
「へたくそやわ。なんで、あんなにへたくそなんやろ・・・。」
と言っていた。
他の人が上手なだけに、うきうきや、とも。

・・・芝居心のない私としては、
とてもよかったと思うのであるが。
女に弱い、ってのがイマイチよく出てなかったけど、
国を守るため、姫を守るために鬼になる、
その気迫は感じたけどなぁ。
子どもを相手にしているときの又兵衛、
戦乱の世を生きる又兵衛、
その表情を見ているとナイスつよぽん!と、私は思ったけどな。

新垣結衣演じるお姫様の美しさは驚き。
お転婆が過ぎるぞ、ってな、着物さばきは、
まぁ、ご愛嬌。
とにもかくにも、かわいくて、
この人に幸せになって欲しい、
心底願いましたとも。

ラストは原作のアニメとは微妙に違う。
SFチックな結末。
私的には承服いたしかねる展開なのだが。

運命には抗えないけれど、
それでも『救い』があった、ってなとこだろうか。

実は、涙が止まらないのである。
いかん、いかんぞ。
映画のせいだかなんだか、わからなくなってきた。

とにもかくにも、ちょっと、寝ることにする。





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最終更新日  2009年09月09日 16時11分54秒
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