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みかん日和。

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2009年10月07日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
名張っ子のことを
ばりっ子と呼ぶらしいことを知ってから、
なんとも親近感を感じている名張。
とは言え、名張がいかなる土地かぜんぜん知らない。
歴史もしらないし、政治的にいかなる位置づけにあったかも知らない。
そもそも、あちらは、確かに関西に違いないのだが、
近畿圏なのか、中部圏なのか、ずばり、謎がいっぱいの土地柄なのである。

近鉄大阪線に乗っていくあたり、
どうやら、大阪の通勤圏内なのであろうとは思うのだが、
上本町から乗った青山町行き電車、
始発駅から私を含めて四名。
2駅止まる頃には、私だけになってしまった。
うむ・・・。
通勤時間帯ではないからだろうか。
遠慮なく惰眠をむさぼり、名張に到着。

名張案内はえりももさんのガイド。
自家用車でお出迎え、そして、案内していただいた。
なんとも、らくちんな観光!!

名張出身の著名人いろいろあれど、
江戸川乱歩は、はずせませんということで、
まず、江戸川乱歩の外套を見に行くことに。

名張市立図書館に展示してある外套を見る。
ふむふむ、ぬくそうなり。
横たわっている形の展示が、
ちょっと気持ち悪い。
まぁ、マネキンが着てても気持ち悪いけど。
どちらにしても気持ち悪いので。
江戸川乱歩、幼少の頃に読んだきり。
気色悪いなぁ、ってイメージは
土曜ワイド劇場の天知茂演じる明智小五郎のせいだろうか。
あと、天井から一本の糸がするすると降りてきて、
そこから、しずくが落ちて・・・・みたいなイメージ。

どうやら、個人的にはあまりいい記憶はないようである。

乱歩関連資料も多数あり、ファンにはたまらない施設かも。

その後、本居宣長の歌碑を見たのち、
夏見廃寺跡へ。
夏見で廃寺で、しかも跡である。
何もないだろうに・・・と思っていたら、
立派な施設があった。
そもそもの寺、建立したのは
壬申の乱で勝った大海人皇子(天武天皇)の娘が、
父を偲んで建てたとか、なんとか。

壬申の乱の記憶もあいまい。
天智天皇の後の政権をとった息子がおじちゃんを脅威に思って、
策を弄した挙句、おじちゃんの反撃にあって、ボコボコニされて、
政権を追われてみたいな?
で、政権を取ったおじちゃんも
二人の息子、大津と草壁どっちに継がせるかほにゃほにゃ、みたいな。
揉め事の種を残したままお亡くなりになって、
これまた、不幸を招いてみたいなはなし。

・・・かなり、脚色入ってるよな。
でも、名張市にある夏見廃寺跡の施設で、視聴したビデオはこんな感じのあらすじ。
大津の皇子は黄色いバラ(山吹かなぁ)をしょって、出てくる美男子。
そりゃもう、里中満知子フレーバーたっぷり。
かたや、草壁の皇子・・・お気の毒な感じ。
えりももさんいわく、アザミを背負っていた、らしい。
扱いがあからさまに違う。

脚色過多は否めないが、大まかな壬申の乱の展開を知るにはいいかものアニメであった。

勉強になったのはコレだけではない。
天平時代の寺院造営は大量生産方式であったこと、
目からうろこの新事実であった。

たとえば、東大寺を作ろうと思ったら、
デザイナーが、東大寺オリジナルの装飾をする、そう思っていた。
が、実際は、現代の家を作るのと同じ要領。
壁紙はこれ、タイルはこれ、見たいな感じだった気配。
山田寺(興福寺の宝物館に仏頭が展示されている)と同じ形の金堂だったとか、
出土した大形多尊仏がどこぞの寺のものとまったく同じだとか。

まったく持って、目からうろこ。
ブラボー天平職人集団。

ここで私の興奮、かなり絶好調。

大仏のラホツが出土したけど、
本体がまったくでてこないとか、
ラホツが、金堂でなく講堂からでてきたとか、
謎がいっぱいな当たりもロマンなのである。

今日はひとまずここまで。





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最終更新日  2009年10月07日 21時59分56秒
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