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カテゴリ:奈良
興福寺の阿修羅と言えば、
仏像を愛する人のみならず、 万民に好かれてるんじゃないだろうかって思う。 今日は月曜日なのである。 なのに、どれだけ人気者なんだ、阿修羅!! 60分待ち。 職場の同僚情報によると、 ぜんぜん、がらがら、 むしろ、狭いお堂の北円堂のほうが大変、見たいな・・・。 ・・・ウソツキ。 実は2回目の拝観なのである。 前回は日曜日だったので、 当然かなと思ったのであるが、 前回のほうが、早く見れたのである。 むうう。 でも、今日のお客さんのほうが、 いいお客さん。 ちゃんと、拝観ルールを知っている。 仏様に対峙している、そういった認識がちゃんとある。 そして、自分以外にも拝観しに来てる人がいる、それをちゃんと認識している。 当然だけど、この当然のことがなかった前回より、 絶対気分がいい。 阿修羅ご一行様が、仮金堂の中に一堂に会している。 すごい世界。 ステキすぎ。 ガラスケースの中の八部衆勢揃いのときの記憶は相当薄い。 こんな人いましたっけ?とか、東京で見たときお間抜けなことを言っちゃった。 今日は、さすがに覚えてた。 東京で見たときは台の上に乗っかってて、ちょっと見下ろされる感じ。 それはそれで、いい感じ。 彼らは仏弟子、そして、守護者。 厳しい目線で臨んで当然。 お堂の中の彼らは目線低い目。 なにやら、親近感。 そして、彼らの作る影が、とてもいい雰囲気。 仏教世界ではありえない構図なんだけど、 とてもかっこいいのである。 阿修羅の作る影が後ろに鎮座する釈迦如来に映り、 これまた面白い絵を作っている。 いつまででも見ていたいそんな世界が眼前に広がり、 うっとりのひと時。 興福寺の人はものすごく苦労して、展示を運営しているらしい。 ものすごい埃らしい。 だけど、毎日埃を払うわけに行かない。 東京、九州、今回。 阿修羅ご一行様、 一生分の埃をかぶってそう。 今度会うときは、ガラスケースの中だろう。 でも、また、会いたいと思う。 阿修羅ご一行様に出会えて、こっそり感涙。 阿修羅ご一行様を作ってくれた仏師たちに感謝なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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