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みかん日和。

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2010年11月22日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
若かりし頃、
そう、きっぱり、高校生時代だ。
二人の作家にはまった。
一人目は司馬遼太郎。
二人目は眉村卓。

司馬遼太郎は歴史を下敷きにしている分、
好きな話とキライな話がどうしても出てくる。
だから、多巻モノを読み始めても、
途中でやめてしまったりもしばしば。
わずかなお小遣い、足りないではないか。

眉村卓作品、主人公が同年代だったりしたので、
はまりまくった。
もちろん、共感できないものもある。
時代による、差異はどうしてもある。
不気味なことが日常にいきなり覆いかぶさる。
それこそ、自分だけが気がついていなかった、なんて、オドロキの展開も。
エッセイを読めば読んだで、
大阪の人間やなぁ、としみじみ。
高校生に共感されるオッサン、只者やないで!と。
とらえられたスクールバス(時空(とき)の旅人に改題され映画とかゲームになった)、
続きもののコレが、なかなか、刊行されず、いらいらしながら待ち、
出たときは発売日に買いに行った、そんな懐かしい思い出がある。
本当に大好きだった。
当時出ていた本(文庫本だけ)は、ほぼ、読破した。

いつの頃だろうか、気がつけば、
眉村卓の新刊を見なくなっていた。

わたしの興味がよそに移ったこともあったのもあるけど。



数年前、眉村卓新刊を見た。
おおー、懐かしい。
でも、その時、その本を手に取らなかった。

映画の予告で
末期がんの妻のために
毎日一編のショートストーリー(物語)を書きつづけた作家の物語を見た。

よもや、その作家が眉村さんだったとは。
今日、ニュース番組で初めて知った。

面白い話を書いて、笑わせて、
笑うことで免疫力を高めて、生きてもらいたい。
毎日毎日、創作を続ける作家の夫、
創作する夫を支える、作家の妻。
お互いを思いやるその姿勢。

話を聞いていて、涙が止まらなかった。

また会いましょう、で締められる1778の物語。

長生きして欲しいです、眉村さん。
そして、わたしをまた夢中にさせてください。

明日、本屋さんに行こう、そう思った。





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最終更新日  2010年11月22日 20時51分11秒
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