みかん日和。

春が来た。
というか、気がついたら、春が来ていた。
春だった？
でも、気分は春に追いついていない。
乗り遅れて、気がついたら、恐ろしいことに夏だった、
ってなことになりかねない。
奮起して、外に出る。

ホントは、友人のお誘いでお花見に行く予定だったのだが、
気分がのらなくて、お断り。
自粛とか、そんなんじゃなく、
サクラを愛でる余裕がない、
楽しい時間を過ごせると思えない。

でも、奮起してみた。
外は思うより、明るく、暖かい。
予想通り、まぶしさに負けて、
涙だらだら。
明るさに身体がついていかなくて、
息切れ。
根性のない身体である。

自転車を走らせて、隣町まで。

その町で春と秋に催される、
学校法人主催のバザーに行ってみる。
とくにめぼしいこともなく。

うちの近所の学校の吹奏楽部が演奏に来ている。
ここは、上手な学校で有名。
よし、聞いていくか。

演奏が始まって、生音が聞こえたとたん、
涙が出てきた。
上手、下手、とかじゃなく、なにかがあったのだろうか。
正直、原因不明。
ちょっと、つらい。
聞いていられないので、去る。



大山崎聖天から望む、背割りのサクラ。

今年も見事だ。
きれいに咲いてる。

だけど、サクラの下のお客は少ない目。
ゆっくり、サクラを愛でている、そんな風情のお客が数名。

あちこちのサクラを探しながら帰宅。



本来なら、サクラ祭りが催されているはずのサクラ並木。
自粛、されてしまった。
自治会の決定なのだろう。

正直疲れた。
疲れたなぁ・・・。

でも、ワシ、がんばって遊ぼうと思う。
働いて、遊んで、食べて、飲む！
復興を支えるべきワシらが復興を邪魔してどうする！
ビールも飲む人がいなきゃ、作ってもしょうがない。
魚だって食べる人がいなきゃ、獲ったってしょうがない。
美味しいお米も、美味しい野菜も、ワシらがもりもり食べて、
応援しなきゃと思う。

働くぞ。