[読書スキスキ。]の記事一覧 | 明日くたばるかも知れない。

ブラック・ジャック・キッドとＭ。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』をこよなく愛する小学生の和也。「患者」を探して団地を駆け回る毎日にも、否応なく現実ってやつが影を落とす。両親の離別、転校、いじめ…。そんな和也に、少女マンガに夢中の宮内君と、眼鏡を外すと超綺麗な泉さんという親友ができて…。恐るべき新人が描く、ほろりと切ない青春小説の傑作！第１９回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。雑誌の書評でオススメされていたので図書館で借りてみた。ん～。悪くは無いのだがストーリーがあちらこちらに飛び過ぎて物語の焦点がイマイチ判らない。ブラック・ジャックもあんまり関係ないし結局オチはファンタジー。ファンタジーノベル大賞受賞作だから仕方ないか。もう1冊。献血文庫で借りた馳星周：Ｍ「4つの短編が何処かでリンクするかしら♪」と期待して損した。こりゃエロ本だな。こんな世界が本当にあるなら東京は怖い。ちなみにあたしはＳです。映画化するほどのモノだろうか・・・

2008.04.26

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猛スピードで母は。

　表題作の「猛スピードで母は」は第126回芥川賞を受賞。他に芥川賞候補作となった「サイドカーに犬」も収録した処女作品集。好きなアーティストが読んでいたので図書館で借りてみた。「サイドカーに犬」は映画化された時に朝のラジオ番組で浜村淳氏が最後までストーリーを語ってくれたので内容は知っていた。つーか淳の語りは凄い。ほぼ正確。映画観なくて済む。う～ん。芥川賞の基準がやっぱり判らない。オチが曖昧っていうのが共通点？消化不良な感じだわ。特に共感出来る部分は無かった。でも無性に麦チョコが食べたくなる・・・もっとでかいやつを一気食いしました。満足。

2008.04.22

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パーク・ライフ。吉田修一。

芥川賞って何なん？2編収録されているがどっちも何が言いたいか判らない。行間を読めと言われてもこれは無理だ。オチが無いとスッキリしないのは関西人（エセ）だからか！？賞を取る作品が必ずしも面白いとは限らないのね。あたしにはつまらなかった。

2008.04.13

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蜷川妄想劇場。

買っちゃった。欲しいものを買うのは無駄遣いじゃない。多分。蜷川実花の写真がめっちゃ好きという訳ではないのよね。しかしこの人の趣味趣向はかなり自分に近いと感じる。才能＋親の七光りが成功の秘訣か！？さくらんも良かった。キャストは絶妙だったし音楽担当に椎名林檎を指名するところも素敵。ちなみに我が家には実際に映画で使った粧ひの屏風があります。タワレコの懸賞で当たったのだが・・・恐れ多くて開封出来ない。小栗旬、松山ケンイチ、塚本高史、森山未来、加瀬亮、堺雅人、成宮寛貴、伊藤淳史、安藤政信、松田龍平、小出恵介、大森南朋、大泉洋、劇団ひとり、阿部サダヲ、妻夫木聡。この男優陣にピンと来たら是非チェックを。目の保養になりますよ

2008.04.11

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むかしのはなし。三浦しをん。

【2005年4月ダ・ヴィンチより】『私が語りはじめた彼は』で2005 年本屋大賞にノミネートされた著者の最新作。かぐや姫、花咲か爺、天女の羽衣、浦島太郎、鉢かつぎ、猿婿入り、桃太郎など、誰もが知っている日本昔話のテーマを、現代に置きかえて描いた書下ろし短編集。良かった！！個人的には。ネット上のレビューを見ていてもそんなに評価が良くないのよねぇ。何でかしら？最初は「何だ普通の短編小説かぁ」と思いながら読んでたけどこれって実は壮大なＳＦじゃん。最後にハッとさせられる作品って大好き。三浦しをんに何の予備知識も無かったから余計に面白く感じたのかな。内容は全く違うけどちょっと終末のフールっぽい。死ぬ為に生きる。ならば毎日を後悔しないように生きなければ。本のストックが無くなった・・・ブックオフ行くかな。

2008.04.10

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死神の精度。伊坂幸太郎。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）ＣＤショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。なんてタイトルに入っているとホラーっぽいですがこれはファンタジーの部類かも知れません。とっても読み易く読書初心者にもオススメです。重力ピエロを読んだ人は「伊坂っぽいなぁ」ってニヤッとするかも文庫化されましたし図書館でアホほど待つくらいなら買っても損はしないでしょう映画も観に行こうかな・・・「ゴールデンスランバー」本屋大賞取りましたね。話題になる前に読み終えているので偉そうに薀蓄たれたろ。

2008.04.07

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もう一人の私。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）交通事故で意識障害となった従兄弟と入れ代わる「分身」、乳児取り違え事件が発端となる「渡された殺意」、結婚詐欺師に騙された女に出会う「婚約者」など、“もう一人の私”をキーワードに自分のアイデンティティを揺るがす恐怖を巧みなトリックで描く９篇―。最先端科学を取り入れ、現代社会の歪みが生み出した人間の深層心理をえぐり出す新感覚ミステリワールド。身近に起こりそうなサスペンス。2時間ドラマとかの原作になりそう。全体的にパンチが弱い感じがしました。まぁまぁかな。↑この雑誌の何処かにたももも。が居ます。本屋で見かけたら探してみてねん

2008.03.31

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リピート。乾くるみ。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）もし、現在の記憶を持ったまま10ヵ月前の自分に戻れるとしたら？この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて…。あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』＋『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作。SF推理小説です。さわやかな表紙に騙されてはいけません。「人間って厭らしいなぁ」とつくづく感じます。誰でも自分が1番可愛いもん。今から10ヵ月戻れるとしたらあなたは何をしますか？「あたしは絶対ロト6買う」って考えながら読んでました。物語のカラクリがなかなか面白かったです。ちなみにこの作家さん男性らしいよ。紛らわしい名前だわ。同じように時を繰り替えすというシチュエーションなら北村薫のターンの方が安心して読めるかも。まぁテイストは全然ちゃいますけどね。

2008.03.27

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姉飼。

森田　祐介さんにオススメしてもらった作家さんです。なんだろうねぇ。めっちゃグロくは無いけれど後味がとても悪いです。Ｂ級映画を観た後みたいな感覚かな。壊れた少女を拾ったのでも読んでみようっと。ベンチに座ってこの本を読んでいたら前を通ったチビッ子が装丁の絵に釘付け。確かに気持ち悪い。

2008.03.19

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新婚旅行はラスベガスで決まり。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）日本史上最大のお気楽男、ファッション・メーカーの共同経営者にだまされ彼女にも逃げられた正真正銘のバカ、大前剛４７歳。元スーパー・キャリア・ウーマン、現ラスベガス・ブールヴァードのコール・ガール、肉体以外のすべてを捨てた梶野理沙３２歳。ベトナム戦争末期の鬼軍曹も、いまはただの飲んだくれ、エリートの妻に捨てられたジョン・キングスレイ―が、スロット・マシンで史上最高のジャック・ポットを出しちまった！だが…。謎の老婆に若き石油王、元マフィア父子にヒットマンｅｔｃ。爆笑のうちに、人生はルーレットのごとく回転し、そして！著者会心の、勇気百倍正調喜劇。浅田次郎の作品を読むのは「鉄道員（ぽっぽや）」以来です。お涙頂戴の話ばかり書く人かと思っていたら全然違いますね。爽快な作品です。久々にヒットです。ラスベガス行きたくなりました。ジャック・ポット。日本で言うならtoto6か！？そろそろ当たれ。　　　アメリカってやっぱり凄いよね。

2008.03.18

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痩せゆく男。

痩せゆく男内容（「BOOK」データベースより）痩せてゆく。食べても食べても痩せてゆく。老婆を轢き殺した男とその裁判の担当判事と警察署長の3人に、ジプシーの呪いがつきまとう。痩せるばかりではない、鱗、吹出物、膿…じわじわと人体を襲い蝕む想像を絶した恐怖を、モダン・ホラーの第一人者スティーヴン・キングが別名義のもとに、驚嘆すべき筆力で描きつくした傑作。いやぁ。読むのに苦労した。英語をそのまま訳した文章は理解しにくい。外人の名前が判りにくいから戻って確かめたりして時間がかかった。肝心の内容・・・うん。スティーブンキングね。お腹いっぱい。ジプシーの呪いのせいで食べても食べても痩せる主人公。かなり羨ましい。最近食べてないのに太る。困った。映画化もされているみたいだけどどうせＢ級だろうね。　ショーシャンク。もう一回観ようかな。

2008.03.14

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サウスポー・キラー。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）人気球団オリオールズの左投手・沢村はある日、自宅マンションの前で見知らぬ男に暴行を受ける。男は「約束を守れ」と謎の言葉を残して去っていった。なぜ自分が暴行されたのか心当たりがまったくなく、戸惑う沢村。その後球団には、沢村が暴力団と癒着しているという告発文書が送りつけられる。一方マスコミには、彼が八百長を行っているという告発文書が同一人物から送りつけられ、彼は結局、自宅謹慎処分を受けてしまう。はたして彼をワナにはめたのはいったい誰なのか？その目的は？四面楚歌のなか、沢村は自分をはめた人間に対して戦いを挑むことを決意する。そして彼がたどり着いたのは、周到に計画された恐ろしい陰謀だった。『このミステリーがすごい！』大賞第３回大賞受賞作。知人に勧められたので読んでみました。簡単に言うと八百長疑惑の罠に嵌められたプロ野球選手（主人公）が犯人に立ち向かう。という話です。犯人が主人公に憎しみを抱いているのは判るのですが「そんな理由でそこまでするか！？」って感じです。もっと違うことで勝負せぇよ。正直・・・私はイマイチでした。いくらプロ野球界のスターでもこんな理屈っぽい男とは付き合いたくない。なのであまり感情移入が出来なかった。外見のイメージは元阪神の星野伸之。だっぺ井川慶じゃないなぁ。どうも「このミス大賞」を受賞した作品はあたしには合わないらしい以前読んだ第１回大賞の「四日間の奇蹟」も微妙だった。宮部みゆきのミステリーが１番好きだな。しかし模倣犯はつまらんかった。さぁ次は何を読もうかしら

2008.03.06

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川上弘美を読み漁る。

またもやヴィレバンでプッシュされていた作家さん。初期・中期・最近と3冊読みましたがニシノユキヒコの恋と冒険が1番良かったです。まず、装丁が可愛い最後まで読んでからもう1度最初の物語を読むとニシノユキヒコをもっと好きになります。しかし、人を愛するって難しいね｢物語が、始まる｣普通。｢ハヅキさんのこと｣まぁまぁ。今回はヴィレバンを信じて正解だったけど作風に飽きて来たので川上弘美シリーズは終了。次はミステリーを読みます。

2008.03.01

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Sweet blue age。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）できたてのセカイと、憂鬱なわたしたちの物語。いま、最も鮮烈な７人の書き手がおくる青春文学ベスト・トラック集。有川浩さんの作品を読みたくて図書館で借りました。蜷川実花の写真が使われている表紙が綺麗。7作品とも趣が違いますが恋や仕事や日々の生活の中で起こる甘酸っぱさやほろ苦さが共感出来ます。↓収録作品以外も読んでみてねん。角田光代　空中庭園　有川浩　阪急電車　日向蓬　マゼンタ100　三羽省吾　厭世フレーバー　坂木司　切れない糸　桜庭一樹　私の男　森見登美彦　太陽の塔

2008.02.20

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メリーゴーランド：荻原浩。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）過労死続出の職場を辞め、Ｕターンしたのが９年前。啓一は田園都市の市役所勤務。愛する妻に子供たち、あぁ毎日は平穏無事。…って、再建ですか、この俺が？あの超赤字テーマパークをどうやって？！でも、もう一人の自分が囁いたのだ。“やろうぜ。いっちまえ”。平凡なパパの孤軍奮闘は、ついに大成功を迎えるが―。笑って怒って、時々しんみり。ニッポン中の勤め人の皆さん、必読。今まで読んだ荻原作品↓いじめの復讐をテーマにしたコールドゲーム。本格的なサスペンス噂。サラリーマンの悲哀を描いた神様からひと言。4作品ともテイストが違いますがどれも面白かったです。最近はお役所の人も当たりが柔らかくなったような気がします。しかし古い体制を壊すというのはきっと難しいんでしょうね。公務員も大変だ。もしこの作品が映像化されるならSOFFetの人生一度を主題歌にして欲しいな。

2008.02.18

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六枚のとんかつ。

あなたの街のおバカ本屋。ヴィレジヴァンガードで売られておりＰＯＰが愉快だったので図書館で借りてみた。ずばり読まなくていいです。あほです。チラシの裏です。面白く無くは無い。でも時間の無駄でした。お金出して買わなくて良かったぁ。お口直し（？）に太宰治の人間失格でも読むか。

2008.02.18

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夜のピクニック。恩田陸。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して８０キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。夜通し８０キロも歩く行事がある高校なんて行きたくない。読んでて自分も歩いた気分になって疲れて来た。恩田陸。オススメはドミノかな。ピクニックの前日の話が収録されている図書室の海も時間があればどうぞ。図書館で予約した本がぼちぼち手元に届いて来た・・・サクサク読んで行きます。読書大好き。

2008.02.13

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阪急電車＠有川浩。

おもしろいっ！！お勧めっ！！！登場人物がみんな普通の人なんです。今日も何処かで起こってそうなお話の数々。読みやすい文章なので一気に読破しました。阪急沿線にお住まいの方、いわくや思い出がある方は風景が目に浮かぶと思うし感情移入がしやすいと思います。ちなみにあたしも宝塚南口にいわくあり。詳細は割愛。もちろん阪急沿線なんて知らないという人でも自分が愛着のある路線と被らせて読むことが出来ますし充分楽しめます。最初は短編かな？と思っていましたがこれは全体を通して一つの物語です。今津線沿線に住みたくなった・・・読み終えた後、心温まり大切な人に会いたくなりますよ。さぁ！！図書館へダッシュだ！！

2008.02.09

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ゴールデンスランバー。

【内容情報】（「BOOK」データベースより）仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ！オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。あまりにも切なくて不条理で途中で読むのを断念しそうになった・・・しかし読後の爽やかさは健在。さすが伊坂幸太郎。本当に面白かったです。図書館で予約が100件入っていると言われても是非読んでみてください。「人間の最大の武器は、習慣と信頼だ」心に残ったセリフ。読めば判る！！ビートルズ。今までじっくり聴いたこと無かったけど本を読み終わったあと無性に聞いてみたくなった。「Golden Slumbers」一体どんな曲なんだろう・・・

2008.02.06

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永遠を旅する者～ロストオデッセイ千年の夢～

坂口博信（『ファイナルファンタジー』）×井上雄彦（『バガボンド』）の壮大なゲーム構想を稀代の書き手・重松清が深化させた、全く新しいファンタジー。あのねぇ。いいよ。ファンタジー作品は余り読まないのだけどこれは人間の命の尊さ描いた切ない物語。何処から読んでもいいようになっているので読み易い。お勧めです。そして今めちゃめちゃXboxが欲しい。ゲームもやりたい～。カムイ（主人公）のイメージ壊れちゃうかな？

2008.01.21

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ダイイング・アイ。東野圭吾。

誰もが少しずつ嘘をつき、誰かを陥れようとしている。記憶を一部喪失した雨村慎介は、自分が交通事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める……。俺をみつめるマネキンの眼。そいつは、確かに生きていた。 1日で読み終えました。うん。暗い。後味超悪い。でも・・・面白い。お勧めです。次読むのはこれ。坂口博信（ファイナルファンタジー』×井上雄彦『スラムダンク』の壮大なゲーム構想を稀代の書き手・重松清が深化させた、全く新しいファンタジー。面白かったらゲームもしたい。X-box買おうかな。

2007.12.08

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神様からひと言。荻原浩。

噂と同じ荻原浩さんの作品。主人公の性格が悪く、最初はとっつきにくかったけれど理不尽な社会や、曲者ばかりの会社の中で揉まれていくうちに人間らしく成長していったので何とか好感が持てました。読後は爽快。噂のようなゴリゴリのサスペンスが荻原浩さんの作風かと思ったらこちらはかなり砕けた話でした。なかなか面白かったです。去年WOWWOWでドラマ化されたみたいです。ん～。キャストのイメージはちょっと違うなぁ。主人公が元チビノリダーだと爽やか過ぎる。原作ではチャラ男だし陣内孝則さんの役はもっと脂ギッシュの親父だなぁ。気が向いたら観てみます。読書の秋。お勧めの一冊があったら教えてください。

2007.11.14

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「噂」荻原浩。

渡辺謙さんが主演した映画「明日の記憶」の原作と同じ作家さんです。若年性アルツハイマーを題材としたヒューマンドラマ的な明日の記憶に対し（読んでも観ても無いけど）こっちは素晴らしいミステリー。久々にグッときました。息を飲む展開と超大どんでん返し。あ～犯人言いたい言いたい。我慢我慢。読書の秋。お勧めの一冊です。　　　　←今から読むのはこれ。

2007.11.11

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幻夜。東野圭吾。

関西に住む人間としては冒頭の阪神淡路大震災の描写から鳥肌が立ちぐいぐいストーリーに引き込まれました。全く爽やかさが無い物語ですがお勧めです。魔性の女「新海美冬」の逞しさに少し憧れる気もします。ちょっとやり過ぎだけどね。「白夜行」を読んでからこの作品を読むことを推奨します。もしかして！？これってあれ！！？うわっ。って思いますよ。もふ。あたしは白夜行を読んだのが結構前だったので全く気付きませんでしたが・・・もったいないことをしたわ。どうやら３部作らしい・・・コリキリキさん感想待ってます

2007.09.18

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思いわずらうことなく愉しく生きよ。江國香織。

犬山家の三姉妹、長女の麻子は結婚七年目。ＤＶをめぐり複雑な夫婦関係にある。次女・治子は、仕事にも恋にも意志を貫く外資系企業のキャリア。余計な幻想を抱かない三女の育子は、友情と肉体が他者との接点。三人三様問題を抱えているものの、ともに育った家での時間と記憶は、彼女たちをのびやかにする―不穏な現実の底に湧きでるすこやかさの泉。あたしは確実に次女と同じ性格です。

2007.07.28

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グラスホッパー。伊坂幸太郎。

無さそうで有りそうな有りそうでやっぱり無さそうな・・・そんな都会の物語。伊坂幸太郎。天才。

2007.06.30

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不信のとき。有吉佐和子。

おもしろい！！　いつの時代も女は怖いです。男性諸君。悪さをするときはそれなりの覚悟を持ってね・・・米倉涼子に似てると言われたことあります。何か問題でも？

2007.06.26

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チルドレン。伊坂幸太郎。

またまた伊坂幸太郎作品。これもおもしろかった。才能が溢れているのね。羨ましい。坂口憲二・大森南朋出演で実写化されている。原作に忠実だったら面白いんだろうけどだいたい映画化とかって失敗するよね・・・時間があったら観てみようっと。

2007.06.19

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陽気なギャングが地球を回す。

愉快痛快最高の作品です。しかし伊坂幸太郎って人は凄いね。後味のわる～い話を書くかと思えばすっきり爽やかな物語も作る。はまりました。続編も読んでみたいと思います。陽気なギャングの日常と襲撃映画は原作と話が少し違うらしいので保留かな・・・映画の配役はだいたいイメージ通りなんだけど大沢たかおが演じている役は椎名桔平の方が合ってるような気がする。全く別のものと考えるとおもしろいのかもね。【DVD】陽気なギャングが地球を回す。紀香より鈴木京香を目指そうと思います。

2007.06.16

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アヒルと鴨のコインロッカー。

いい。「ラッシュライフ」より全然いい。ドキドキヒヤヒヤ・・・一気に読んでしまいました。鍵になる街。仙台とブータン。いつか行ってみたいと思いました。映画化されたようだけど・・・どうなんだろう？映像化するのは難しい気がするな。伊坂幸太郎。天才。

2007.06.09

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ラッシュライフ。伊坂幸太郎。

面白かった。けど・・・ややこしい。時間軸をごちゃごちゃにする必要はあまり無いかもね。エッシャーの絵のように人生は無限にグルグル回るよ。ってことなのかも知れないが・・・逆回転映画「メメント」を思い出しました。でもこの人の作品は嫌いでは無いので、次はこれ読もうっと。

2007.06.02

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太陽の塔。著：森見登美彦。

【作品要約】私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった！クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。振られた原因はおそらくクリスマスプレゼントに「太陽電池で半永久的に手招きをする招き猫」を送ったことなんでしょうが本人は全く悪いと思っていません「青い春っていいな」とつくづく思いました。私は大学には行っていないのでこの主人公のようなぐうたら大学生の気持ちはイマイチ判りませんが目標が無い大学生活って毎日が葛藤なんでしょうねぇ。尻を叩かれないと動かない私は自主性を重んじる大学よりも専門学校の方が性に合ってました。主人公が太陽の塔を「つねに異様で、つねに恐ろしく、つねに偉大で、つねに何かがおかしい」と表現します。まさにその通り。いつ見ても素晴らしい。この本を読んでまた太陽の塔を見たくなりました。後からクスッと笑えるある意味ファンタジーな恋愛小説です。

2007.05.18

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となり町戦争。

近未来の戦争ってこの物語みたいなんでしょうね。戦争って結局お金儲けなんだと思いました。命よりお金が大事なこの世の中。嗚呼世知辛い。映像化は無理があるような気もします。主人公が江口洋介だとかっこ良過ぎる。もっと頼りない感じの人のほうがしっくりするような気がしました。ブックオフ行きです。

2007.03.14

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博士の愛した数式。

今更なんですが｢博士の愛した数式｣を読みました。心がほこっとする作品です。同じ小川洋子さんの作品でも｢薬指の標本｣は微妙。中途半端なファンタジーで何が言いたいのか判りませんでした。　↑映画の評価も良いみたいだし観てみようかな。

2007.03.10

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美丘。石田衣良。

池袋ウエストゲートパークシリーズの石田衣良が描く号泣の恋愛小説。らしい。期待し過ぎた私が悪かったのだが、はっきり言って駄作優柔不断な主人公。気楽でお金持な仲間達。不治の病のヒロイン。設定ベタベタやん。結局何が言いたいのか全く判らない。石田衣良好きなんだけどな。どうしたんだろう。波のうえの魔術師とか最高なのに。同じようなシチュエーションなら天使の卵：村山由佳の方が絶対泣ける。中にはこの作品（美丘）で号泣する人も居るんだろうね。あたしは無理ですわ。↓この映画観た後と同じ感じ。オチが弱い。

2007.03.04

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重力ピエロ。

主人公の生い立ちのバックボーン。現代社会における少年犯罪への疑問。遺伝子や癌・・・どう考えても暗い内容がテーマなのに読み終えた後、妙な爽快感がある作品。ちょっとマニアックだけど読んでみる価値はあると思います。これからしばらくは伊坂幸太郎の作品を読み漁ります。

2007.02.23

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魂萌え！

477ページあるハードカバーを一日で読み終えた。桐野夏生は以前読んだOUTが強烈だったのでどろどろした話をイメージしていたがこれは現実味のある物語だった。団塊の世代の人ならもっと共感出来ると思う。人生1回。死ぬ時は1人。悔いなく生きるぞ。本を読むのが面倒な方は原作を映画化されたものが公開中なのでそちらをどうぞ。主演の風吹ジュンめっちゃきれい。

2007.02.15

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陰日向に咲く。

劇団ひとり天才。初めて書いた小説でこんなにおもしろい作品が書けるなんて・・・短編がリンクしている形の小説が好きなのでまさにこの作品はたも好み。大好きなミドリカワ書房の新作に劇団ひとりが参加しています。みんなのうた2この二人はとっても似ていると思います。是非聴いてみて下さい。

2007.02.14

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容疑者Xの献身。

ミステリー好きな方なら｢ありがち｣と思ってしまうかも知れませんが素直で純粋なあたくしはトリックに見事引っかかりました。映画｢SAW｣を観た時のような驚きでした。ある意味愛の物語。これもまたお勧め。シリーズ物なので→→この順番で読んだ方がいいかもです。あたしは今から1作目を読みます。

2007.02.02

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さまよう刃。

非常に重い。しかし現代の日本で身近にありそうな話なので妙に現実味があって怖かった。少年法の改正を強く願います。

2007.01.24

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冬物語。

｢えっ？たもちゃん本読むの！？｣とよく言われます。失礼な。意外と読書家なのよ。あたしが接して来た医者は変人が多かったけれどこの本を読むと｢医者も人の子なのね・・・｣とじんわりします。短編集で主に信州が舞台なのですが医療協力で行ったカンボジアの話。｢タオルと銃弾｣では泣きました。生と死をほんのり考えさせられる作品です。お勧め。

2007.01.19

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手紙。東野圭吾。

　率直な感想。つまんない。暗い。東野圭吾の作品は結構読んだし、好きなんだけどこれはどうかと・・・大学に行くことがそんなに偉いのか？何で主人公はそんなに歌が上手いの？主人公の妻は初対面の彼の何処に惹かれたの？どうやら東野圭吾の作品の中でも駄作らしい。そんな駄作を映画化しても・・・駄作だろうね。白夜行の方が断然面白い。後味の悪い本を読んでしまった。次は爽やかな作品を読もうっと。

2007.01.06

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ビタミンF。

｢子供って父親居なくても育つよね｣と思ってしまった。実際我が家も母子家庭だったので父親が居ない生活の方が女3人で気楽でした。重松清飽きて来ちゃった。

2006.11.17

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流星ワゴン。

最近お気に入りの作家「重松清」の作品。「その日のまえに」がかなり良かったので期待し過ぎた。SFにしたら何でもありなような気がするし父・息子の絆は娘で育ったあたしにはあんまり心に響きませんでした。本は心の糧です。知らんけど。お勧め作品があったら教えてください。

2006.11.14

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おーいでてこい。

最近巷で話題になっている『日本も核を持っちゃおうかなっ』ていう話を聞いてふと思い出した。今は昔、まだ私が小学生だった頃国語の教科書に載っていた『星新一のおみやげ』という物語。人類が誕生する遥か前に高度な文明を持った宇宙人が地球へとやってきた。しかし、まだ地球にはその宇宙人の文明を理解できる生物が存在していなかった。そこで、未来の地球の文明に為におみやげを残す事にした。宇宙船の設計図や若返りの薬の製造法、平和に暮らすための方法など。ご丁寧にとても頑丈な卵型の容器に入れて。「これを開けられるような文明なら、中身の価値も分かるはず」と。そして長い月日が流れた。しかし、それは喜びの声で発見されることはなかった。それが埋められた場所で核実験が行われたのである。その爆風は容器や中に入っていた物をすべてを焼き払ってしまったのである。人類は輝かしい未来となるはずだったものを知る事すらなかった。　　日本に核なんかいらん世界唯一の被爆国は核の断絶を叫ぶことが役目やろがい偉い偉い政治家さんたちはなぜ国内に目を向けない。無駄な金を使うならまず税金下げろよ。なんかあれやわ空から『お～いでてこい』って声が聞こえるわ。

2006.11.05

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号泣。その日のまえに。

｢好きなアーティストが読んでいたから｣という不埒で理由で読み始めた本。軽い気持ちで読んでいたけど途中からポロポロと涙がこぼれるこぼれる・・・7作品収められているのですが上手に各作品がリンクされているので切なさ倍増。号泣。読書の秋です。是非読んでみてください。電車とか公共の場で読んでて泣いちゃうと周りの人がびっくりするから一人の時に読むことをお勧めします。今生きていることに感謝。とつくづく思いました。

2006.11.02

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