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花巻市東和町土沢、東和高校東側のJR釜石線を越える複雑交差点、その北側にある「八叉路飯店（はっしゃろはんてん）」。
この複雑怪奇な交差点から店名は付けられたそうな。
店の北隣が空き家になっていてそこも通路・駐車場の利用でき、しかも南側道路にも接しているため、店の入口もちょっとわかりづらい所にある。
北側からも南側からも通路を通ってちょうど両敷地の真ん中、建物の北側に入口がある。南側に5～6台、北側にも5～6台駐車可能。
地図はこちら。


入口左手に古ぼけたメニューサンプルがある。ちょっとノスタルジック。
名称も値段も書いておらず、サンプルだけが並んでいる様子はちょっと気になる存在。


おもいきって玄関を開けてみる。入った途端4人掛けテーブルが1つだけ堂々と横たわる。
まさかこれだけってことはあるまいと引き気味に視線を右に流してみると、大きな小あがり・・・もうこれだけ大きければ座敷といえよう。
4人が余裕で座れる座卓が8つもある。そこに常連らしき客が二人別々に座っている。

目の前でその一人と儲け話をしているのが店主らしい。その店主に「半チャーハンってありましたっけ？」と聞くと、「もちろんあります」と素早い返事。
これはいいと、早速「半チャーハンとラーメン」を依頼。入口付近に座ろうとすると「そこではテレビが見えないから」と言いながら反対側を勧められる。
言われるままに座ってみると、なるほどテレビがちょうど見える。「新聞もあるよ」などと言いながら店主は厨房へ入って行った。
落ち着いて見てみると、画面は見えるが音が低くて良く聞こえない。「できたらもう少し大きくして欲しいなぁ、頼むよ店主」と内心思いながら出来るのを待つ。


メニューではラーメン400円、みそラーメン500円、カツ丼600円、カレーライス500円、ぎょうざ300円などと一般の大衆食堂らしい品揃え。
気になったのが正油ラーメン500円。うむ～上記ラーメンとの違いはなんぞや？
ん？よく見るとみそラーメン500円の他にミソラーメン500円があるぞ。これも差があるに違いない。気になる。


写真は半チャーハンとラーメン。
具はのり、メンマ、チャーシュー、なると。このメンマが甘めの味付け。ちょっと合わない。
普通よりちょっと細めのちぢれ麺。最初固めだが食べ終わる頃にちょうど良くなる。
スープは濃い目。


半チャーハンのみ来るものと思っていたが、小鉢に2品とゼリーが付いてきた。
思いがけずの豪華さにちょっと驚く。ちゃんと紅ショウガを別皿に付けてくるあたりが憎い。
これで金額は700円。
チャーハンの味付けもしょっぱ目だがけっこうおいしい。紅ショウガを加えなければモリモリ食べられる。

しかし、しょっぱ目の味付けのせいで、スープよりお冷やを飲み干してしまった。
と、思った途端いつの間にか厨房から出てきていた店主がすかさずコップにおかわりをそそぐ。
普通の大衆食堂思っていたが、これほどサービスが行き届いた店とは恐れ入った。
ひょっとして結構暇だったせいなのかな？真相は店主のみぞ知る。

今回の判定は・・・（★★★★★満点）
利用しやすさ・入りやすさ　★★　駐車場があることはあるが、店自体の場所がわかりづらく、進入路も入りづらい。
相対的な値段の安さ　★★★　ラーメンが400円ではご当地ではぎりぎり普通。
おいしさ　★★★　ちょっと全体的に味が濃い目。

※現在、値段やメニューなどが変わっている場合があります。ご存じの方はこのブログで教えてください。美味しさ・うまさの評価は個々により違います。あくまでも私個人の感想です。

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