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2010年05月15日
カテゴリ：花巻以外のラーメン・冷麺・レストラン・他
紫波町、モツ焼・冷麺 とんとん山（犬淵）に行って、実際に食事した感想
紫波町の南側、田んぼに囲まれた小さな山の中に100年以上前の南部曲がり屋を復元した店。場所は国道4号線の石鳥谷町を過ぎ、紫波町に入ってすぐ、右手にある犬淵工業団地の北東側。 この辺に詳しい人なら国道4号線紫波のオービス辺りから北東へ直線で約600mほどの所。 住所：紫波郡紫波町犬淵字西田29-4 詳細はYahoo地図にて。 電話：019-672-6632 主なメニュー：豚モツ400円、豚バラ450円、トントロ480円、カルビ580円、牛モツ550円、石焼ビビンバ900円、他 営業時間：11:30～14:00（ラストオーダー13:30）、17:00～21:00（ラストオーダー20:30） 定休日：なし（年中無休） 駐車場：10台程度 （平成22年5月現在）  そこの田んぼの真ん中に、山というか丘がポッコリあって、東側にこの店だけの道路への入り口が存在している。こんな所に店が？って雰囲気だが、国道からここまで数ヶ所に案内板があるので、間違う事はないだろう。  その入り口からさらに東北新幹線をくぐりながら200mほど西に進むと、どう見ても店舗には思えない南部曲がり屋が現れてくる。これが今回の店「とんとん山」である。外からは中の様子が全く見えないので、初めてに訪問者にはちょっと敷居が高い。山の中って事もあり、駐車場らしい区分けはなく、10数台は勝手に停めても良さそう。  店名の入った大きな看板と「商い中」下げ札でようやく店舗あることが確認できた玄関の木戸を開けてみると、昔懐かしい土間に背丈ほどの大きな壺（いかにも鑑定団に出そうな）が出迎えてくれる。薄暗い内装はほとんどふるい民家そのまま。天井ななく、大きな梁や桁が見えるように屋根まで吹き抜けになっている。 その土間の奥が調理場と囲炉裏など、左手に4部屋の座敷が田型にありこれの3部屋ほどを客室としているようだ。昼時間のせいもあり、先客が2組ほどある。その内の1組が座っている座卓は掘りごたつ式になっているようだ。  普通の座卓に座りメニューを見てみると、この店が焼肉屋であることが実感できる。豚肉・牛肉の焼肉類、野菜焼、ビビンバ・クッパなどのご飯モノ、スープ、漬物、冷麺などがメニューに並んでいる。周りを見渡してみると、「仙台和牛の牛バラ560円」「特選和牛の牛すじ焼き490円」のメニューが目に入る。しかも、両方「1日限定10人前まで」と注釈まで入っているではないか。やっぱりここは頼んで見るしかないってんで、この2種類と冷麺750円を注文する。冷麺は別辛との事。 出来るごとに運んでくるらしく、どの客の注文順も関係なく、ばらばらとおばちゃんが持ってくる。しかも、このおばちゃん、注文数が多くなるとパニクるらしく、隣の品をこちらに持ってきたり、逆に持って行ったり。独り言で「これだから、また怒られる」と苦笑いしていたを見て、ちょっと笑ってしまった。ま、ご愛敬ってことにしときましょう。 最初に持ってきた冷麺が10分程度、全部揃うまでは20分程度かな。それほど時間は要しない。 ※以下、辛口のコメントになります。嫌な方は読まないようにしてください。  冷麺を持ってきたおばちゃんが右手に料理用ハサミを握りながら「切りましょうか？」と言われて、意味が解らず「いえ、大丈夫です。」と言ってしまった。食べ始めてその答えが解った。この冷麺、写真では分かりづらいが麺の量が多い（通常の1.5倍ほど）うえにちょっと固まってくっついてしまっている。それをほぐすのに結構大変で、それをおばちゃんが切ってくれようとした訳だ。ってことは、いつもこんな感じの麺なの・・・。作り置きでもしてるのだろうか？水っぽい麺も良くないが、この一塊になった麺ってのも良くないと思う。 冷麺のトッピングはゆで卵半分、甘酢づけのキュウリ、リンゴ1/8個、味のない牛チャーシュー、白ごま、少なめの長ネギと言ったところ。ちょっととろみのある甘めのスープは美味しいと言える。別辛なので、辛みだけをなめてみるとあまり辛くなく、どちらかと言うと甘みが強い。この辛みはカクテキキムチのようで、大きめの大根が入っている。 実はこの辛みがくせ者で、最初付いてきた2人分の別辛を全て入れてみても辛くならない。お願いしてもう1人分を追加し、さらに入れてみるが一向に辛くならない。それよりも甘くなって行くようにさえ感じる。しかも、なぜかわからないが粉っぽささえ現れ始める。おいしい冷麺のスープはどんなに辛くても飲み干す信条の当方なのだが、この辛みはいただけない。逆に少なめの方が適量なのかもしれない。 古い南部曲がり屋の外観をしているので、設備も古いのかと想像してしまうがそんな事はなく、座卓のテーブルは無煙ロースターになっているので、安心して焼肉を食べることができる。（なお、トイレもきれいな水洗なのでご安心あれ）  そこで頼んだ「仙台和牛の牛バラ560円」だが、これはやわららかく量もちょっと多めで納得。もう一方の「特選和牛の牛すじ焼き490円」（上写真）も同じようの量は多めでいいのだが、焼いて食べるとこれが固い。多少焼き方を変えてみても固い。味は悪くないだけに残念である。 ネットで調べると、どうやらこの店はホルモンが売りみたいだ。値段も安く、量も半端じゃないらしい。冷麺も評判がいい。奥の座敷にはいろいろなメディアから多くの取材があったであろう、サイン色紙がずらっと並んでいる。 ネットやメディアは一般的に評価が高いものだが、あえて言わせて貰うとこの冷麺はもう○○たくない。正直今までの○○レベル。（読み返したら、ちょっとひどいので伏せ字に。内容は想像にお任せ） 置いてあったこの店の案内に「とんとん山HP」のURLが書いてあったが、いってみると無くなっているようだ。この辺にも努力の必要性を感じられる。 今回の判定は・・・（★★★★★満点、☆は0.5点） 利用しやすさ・入りやすさ ★ 国道からも遠く、入り組んでいる。場所のロケーションはいいのだが。 相対的な値段の安さ ★★★★ 冷麺が750円ではご当地では普通だが、他の焼肉類が安い。 冷麺のおいしさ ★ 麺が固く、辛みが美味しくない。全体的にバランスが悪い。量が多いのもマイナスイメージにつながる。 「仙台和牛の牛バラ」のおいしさ ★★★★ やわらかくて量がちょっと多め。値段は安い。 「特選和牛の牛すじ焼き」のおいしさ ★★ 値段が安くちょっと量が多めなのはいいが、固いのが残念。 ※現在、値段やメニューなどが変わっている場合がありますのでご注意ください。おいししさ・うまさの評価は人によって異なります。あくまでも私個人の感想です。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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