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カテゴリ:うつくしいもの
今日で、29歳になりました。
ビバ最後の20代^^ あ~、ついにこの年になったか・・・と感慨深いです。 === いとこのお姉ちゃんが、昔 「20代は、なんでもやりたいことをやるといいよ。 絶対に夢は叶うから。」 と、力強いことを話してくれて、 そのとき、19歳だった私は、 「へ~、20代ってそういう年代?なんだ^^」 と感動したのを今でも覚えています。 === 私の夢といっても、そのころはただ漠然と 「書道を教えられるようになればいいな~」としか 思っていなかったので、 せっせと、書道のお教室に通い、昇段試験を受けて 段を取り、早く書道師範になりたいと頑張っていました。 方や、14歳の時に、シドニーに短期留学したので 異文化交流には、すごく興味があって、 社会人になってからは、お金が溜まると すぐに、海外旅行に行ったり、(異文化交流なのか?) シドニーのホストファミリーのところに ホームスティしに行ったりしていました。 === 24歳で、結婚して、その後すぐ書道師範にもなり、 「よかった~♪夢が叶った!」 と思いました。 この年に、読売書法展にも初入選し、 成果が残せてうれしかったです。 私は、主婦業をしながら、すこしでも家計の足しにと、 パートで働き、空いた時間で書道を教えていました。 自宅での書道教室は、すごく楽しかったです。 私のお友達や、近しい方が生徒さんだったので、 アットホームにレッスンができて、自分の勉強にもなり、 充実していました。 === 私の中の何かが爆発?した、というか、 夢が大幅に大きくなった出来事は、それからしばらくして でした。 「カルチャースクールで、教えられるといいね~」 そう母に言われたのがきっかけで、 「なるほど、そういう道もあるね。」 と思いました。 書道講師としての幅を広げるにも、いい機会です。 ひょんなことから某○○組合のカルチャースクールの 校長先生(女性)とお話することがありました。 そのスクールでは、どこのカルチャースクールにもある 「書道」というカテゴリーがなかったので、 「どうしてですか?」 と伺うと、 「書道ってマイナーなのよね。 結局、興味がある人は、もうどこかのお教室で習ってるし、 おもしろい企画を立てても、人が集まらないの。」 というお返事。 ものすごくショックでした。 そして、書道をマイナーと言われ、悔しくて悔しくて、 たまりませんでした。 私は、それから、若い人にも集まってもらえるような 書道レッスンやワークショップを考えるようになりました。 === そんなときに、私の幼なじみのお友達Mちゃんが 「みやちゃん、ご祝儀袋の書き方を教えてくれない?」 と言ってきました。 Mちゃんは、途中まで私と同じ書道教室に通っていて、 字がとっても上手だったので、びっくりしました。 「でも、普段の字とは勝手が違って難しいんだよね」 そう言われて、確かに・・・と思った私は Mちゃんのために、ご祝儀袋のレッスンを考えました。 そしてそれをカフェでやることになり、 せっかくだからと、他の友達にも声をかけて、 レッスンしてみました。 これが、六本木ヒルズで開催させていただいた、 「あっと言う間に字がキレイになる!筆ペンで自分の名前を 美しく☆ご祝儀袋レッスン」 の原型となりました。 === なにか、アクションを起こすと、 また新たな発見があるものです。 私が、試行錯誤している間にも、 いろいろなニーズを発見したり、 字の悩みを持ちかけられることが増えました。 だから、もっと頑張りたい! 私で出来ることは、もっともっとしっかりやりたい! そんな大きな気持ちが芽生えました。 従来の書道教室ではなく、 もっと気軽に、もっと楽しんで、決してマイナーではない 書道教室を主宰したい・・・。 そういう方向へ、夢が大きくなりました。 === 「書道だけで、食べていくのは、大変だよ。」 「書道教室をやっても、たくさんの生徒さんを維持するのは 大変だよ。」 そう言われることも、たびたびありました。 その「大変」コールに、押しつぶされそうになった、 そんな時もあり、ものすごく落ち込んだこともあります。 でも、そう言われたことで、くやしかったけど、でも、 得ることがたくさんありました。 じゃあ、大変じゃないようにするには、どうしたらよいの? なにか、問題点はないの? そう考えていくうちに、 当然のように従っていた書道の縦社会に疑問をもったり、 段が上がるほど、腕が上がるほど、 お金がかかってしまったり、 書道師範は、永久ライセンスで、 しかも取得するまで、たくさんお金がかかっているのに、 書道で生計を立てていくのが、難しかったり、 そういう様々な問題点に気づくことができました。 書道教室を主宰する=経営 ということなので、 「ああ、これは起業なんだ。 だから心配されたり、大変だよって言われたり、 なんで主婦なのにそこまでするのって言われたり、 趣味として続けるだけでいいんじゃない?って 言われたりするんだ。」 そういう視点をやっと(汗)もつことができたのも 本当に最近の話です。 === 誕生日という日は、産まれてきたことに感謝して、 さらに今の自分を創ってくれている、周りの人に 心から感謝をする日だと思っています。 命の大切さを教えてくれた亡き父、 生きる力強さを教えてくれた母、 口うるさいけど、 私の書道教室を精一杯応援してくれている祖母、 普段はなにも言わないけど、力になってくれる弟、 同じ道を目指して協力してくれる妹、 いつも心配しながらも最大の理解者の夫、 きっと言いたいことがたくさんあるかもしれないのに あたたかく見守ってくれる優しいお義父さん 自分が食べないのに、私の為にケーキを買ってきてくれる お義母さん、 お誕生日に大好きなミッフィーのカードを送ってくれる お義姉さん、 一緒にお誕生日をお祝いしてくれるお友達、 私の世界の幅を広げてくれる先輩達、 いつも上へ上へと引っ張り上げてくれる先生方、 こんな私についてきてくれる書道教室の生徒さん、 いつも大きな心でお仕事をくださるお客様、 本当に本当にありがとうございます。 === 「自分らしさ」の質は、精神的な自由の中で育つ・・・ そうです。 私に精神的な自由をくださっている皆さまに 本当に感謝しています。 自分をもっと磨いて、一個人としても、社会的にも 貢献できる、そういう自分になっていけるように。 20代最後の1年間を一生懸命、大切にしていきたいと 思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年12月01日 08時31分03秒
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