書道のはな*みち　キレイな字が書けると人生はもっと美しくなる

私は、書道を教えているのですが、

そのためには、当然資格が必要です。

なんとか頑張ったので、ちゃんとお免状はいただけました。

私が書道師範の資格を取るのに要した時間やコストは

２０年、お月謝に換算するとざっと２５０万円以上です。

これだけ投資しても

(というか、殆どは両親に払っていただいたものですが)

じゃあ、生計を立てていけるかと言えば、そうでもなく。

自分で一生懸命生徒さんを集めて、頑張らなくてはいけません。

書道家として、芸術の道に入り、さらに開花していくには

そうとうの試練を乗り越え、さらにもっとお金がかかります。

・・・恐ろしい。

書道師範の資格は、永久ライセンスなのに、

そして、みんな大変な思いで、試験を受けて、

やっと取った資格なのに、

すんなり商売になりません。

これでは、若い人は、書の道には進みませんね～。

よほど、好きでないと。

＝＝＝

高校の同級生で、車のメカニックとして

大手自動車メーカーで１０年働いている友達がいます。

彼の腕は、正確だそうで、

そしてまた一生懸命お仕事しています。

ところが、そんな資格も実績もある彼が、

メカニックから営業職へ転換しようという話を聞きました。

なぜかというと、

その企業の中で、上に登り詰めるのは、

相当狭き門なのだそうです。

工場長なんて、何万人に１人だし、

若いメカニックもどんどん入ってくる。

だから、営業へ・・・と検討してるそうです。

要は、食べていけないのか～～～～＞＜

いや、そんなことはないでしょうが、

大変だと言う事だと思いました。

＝＝＝

資格ブームではありますが、

資格さえとれば、いい・・・訳でもありません。

大切なのは、自分のキャリアや、自分のリソースを

お金を稼ぐ力に転換していくことだと思います。

私が今、チャレンジしている

「書道をマイナー→メジャーへ」

という試みで、きちんと結果をだせれば、

きっと若い人や、

書道師範の資格を持ちながらも、教えられていない人たちへ、

なにかできるのではないか・・・

などと、大きなことを考えてしまいました(汗)