書道のはな*みち　キレイな字が書けると人生はもっと美しくなる

今日は杉並サロンにてレッスンでした。



毛筆を習っているMちゃんは、
久しぶりに楷書の六文字を書いていて、

「うわ～、やっぱり半紙に６文字ってつらいな～」

と、一生懸命でした。
(その姿がとってもかわいいのですけれども)

Mちゃんのお手本は、
崔子玉(さいしぎょく)の座右の銘で、

その中に、

「心に隠りてしかる後動く」
「謗議庸何ぞ傷まん」

という文があります。

これは、

「自分の心の中で、しっかりと決心して決めたことをしたのであれば、

世間からなんと言われようと中傷されようと、

一向に気にすることはない。」

という意味です。

Mちゃんは、このお手本のなかの

「後」

と言う字に苦戦していました。

よ～く見ると、

「ぎょうにんべん」の２つのハライが同じ方向に・・・。


実は、ぎょうにんべんは、ハライの方向がそれぞれ違うのです。

１画目は、左斜め６０度くらいに、
２画目は、左斜め４５度くらい。

そうすると、
字に広がりが出て、キレイに書けます。

字に奥行きが出るとと、
さらに字の美しさが増します♪

ですので、
同じような方向にハライがある線は、
その延長線を延ばしたときに、
「八」のように末広がりになっていくのが美しいです。

どこまでも平行だったり、
逆に延長線を延ばしたときに、
くっついてしまうような方向はNGです。

なんだかメルマガみたいになってしまいましたが、
昨日のレッスンで、Mちゃんがいたく感動してくださったので・・・

お役に立てれば！と思いました。