書道のはな*みち　キレイな字が書けると人生はもっと美しくなる

その問いの答えは、たった２つ。

キレイな字の条件を知ること
正しい上達のステップを知ること

美文字を目指したところで、
キレイな字にはいろいろな雰囲気がある。
優しい字、力強い字、たおやかな字、さらさらと流れるような字。
それぞれ違いはあっても、みなキレイな字だ。

あなたはいったい、どのような字に憧れるだろうか？
そのイメージ、目的地をまず描こう。

そしてそれがどんな字であろうと、
キレイな字には絶対必須条件があることを忘れてはならない。

中心を揃える
余白を整える
字配りをする

そうすれば字の姿、形は後から必ずついてくる。

なぜなら、すべての字が
中心を軸にした考えで成り立っているからだ。

残念ながら、
その事を知らなければ、
あなたが目指す美文字には、到底、辿り着けない。

東を目指しているのに、西に向かっていっては、
いつまでも目的地には辿り着けない。
遠回りして、頑張って、たくさん歩けば、
いつかは辿りけるかもしれない。

でも、いつかはいつか？

散々、今までたくさんの字を書いてきた、
大人のあなたであれば、
必ず分かるはずだ。

東に行きたいなら、東を目指すべきだ。
そう、まっすぐに。

例えば、そんなことなら迷いもしないのに、
字のことになった途端、みな目的地が分からなくなる。

しかし、それは無理もない。

まず学校では、正しい字の上達方法など習わない。

方法論があることさえも気づかない。

さらに、字を書くときには、全体のバランス、大きさ、位置、
トメ、ハネ、ハライの技術、
さらには誤字のないように、などなど考えることは尽きず、
ひとつの字をを気にすればこちらの字が上手くいかないことなど
しょっちゅうなのだ。

だからこそ、シンプルにいこう。

正しい上達のステップを知ること。

ステップ１　身体の土台を作る
ステップ２　中心バランスを整える
ステップ３　メリハリを出す

これがすべてだ。

正しい上達のステップを踏み、積み上げ、
一つずつ着実に階段を上っていけば、
あなたの体には、美文字自動上達プログラムが内蔵される。

そう、身体を整え、心をまっすぐに向け、
バランスよく書いていくことを意識すれば、
あとは自然に字が上達していく。

間違いない。
私たちは、伝えるために、この身体と心があるのだから。

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そーんな感じの、
とりわけスパルタな？！悪筆セラピーレッスンに、
お友だちの純さんと日本舞踊の先生、なみえさんが
参加してくださいました！！

ご覧ください、真ん中の線。
最初は筆圧も強く、ぶれていたのが（純さんごめんなさい＞＜）
肘の使い方、まっすぐな線を引くコツが分かった瞬間、
すーーーーっと健やかな線に！

理論がビシッと入ったお二人、
あれよあれよという間に、フリーハンドでも
まっすぐな線が引けるようになってきました。

字の最小単位は、線。
だから、線がまっすぐ書けると、字の中心も整い、
バランスがよくなります。

大人は理論が先、で身体が動く。
やる理由が明確になると身体が思い通りに動く。

バランスが整ったお二人は、たった２箇所を直しただけで、
素晴らしい上達を遂げられましたーー！！

「うおー！分かった！！」

純さんが最も想いを入れた、浮鵞線（ふがせん）。

※浮鵞線（法）は、水面に浮かぶ水鳥の、首から尾にかけての美しい曲線から名付けられていますが、

例えば純という字では、十画目にあたります。

↑純さん渾身のマイベスト「純」。

もう頭の中で 〆は 「ふーがーせん！」と呟いていたそう！！

イメージ通りに手が動く、この気持ちよさは、
体験した人しか分かりませんが、
純さんの左下のお名前をご覧いただければ、
確実に伝わるでしょう。

自他ともに認める？スパルタレッスンですが、
たった２時間で劇的に進化されるお二人を見て、
鳥肌が立つほど、感動しました！

一家に一人、美文字の人を！が
私のマニフェスト。

これで、飯沼家となみえ家も安泰！と、とても嬉しくなったのでした。
お二人とも、本当にありがとうございました！