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カテゴリ:起業ストーリー2
「先生、あと何日で生まれますか?」
初めての子どもの出産予定日をあと7日に控え、 担当編集のYさんが、心配そうに聞いてきた。 私だって、いつだか分からない。 ただ、なるべく予定日通りに、無事に生まれてくること。 それを願うのみ。 「予定日通りに頑張ります!としか、言えないですけど、、、。 ギリギリまでやりますので。」 「本当にすみません。また明後日来ますので、原稿お願いします!」 Yさんは、当時、独身の男性編集者だった。 そんな彼に詳しい事情を伝えるのも憚られて仕方がない。 とにかく目の前の仕事を精一杯、やるのみ。 === 書道はマイナーだから。 そんな心無い一言を、カルチャースクールの校長から勝手に引き受けた私は、 27歳の秋、たった4名の生徒さんで書道教室をスタートした。 マイナーと言われた書道をメジャーにするべく、 いや、そんなことを言われなくても、書道は文化だ。 そして、一番日常に即している文化だ。 マイナーなはずは、ない。 ただマイナーと言われてしまうには、理由があるはず。 それを覆すしかない。 今では一般的になったセミナースタイルを、 おそらくかなり初期の段階で書道教室に取り入れ、 たった2時間でも字が上達するようにプログラムを作った。 字が上手になること、それは様々な豊かさを享受する。 その場所が、書道のはな*みちであるように、願い続けた。 === 不動産会社勤務と、実家の印刷会社の役員を兼務しながら、 書道のはな*みちを続け、1年半くらい経った頃。 3社から同時にオファーを受け、 その中で一番私の伝えたいことを実現してくれる出版社の方と、 今までにないペン字の本を出すことで合意した。 企画から、目次案、手本の選別とやることは次から次へと舞い降りたが、 不思議と大変さはなかった。 それより、1人でも多くの手書きに悩む人の力になりたかった。 一つずつ形にし、 編集者のYさんも書道のはな*みちに通い、 生徒さん目線で一緒に作り上げてくれた。 少しずつ増えた生徒さんたちも、共に考え、 みんなで一丸となって一冊の本を作る楽しさがここにあった。 課長決裁、社長決裁、最終的なゴーサインが出るまで 1年近くかかったものの、これでいよいよ前に進める。 そう思ったころ、息子の命が私に宿っていると分かった。 正直、プライベートではいろいろあり、 仕事もまだ兼務していたので、 子どものことはずっと考えていなかった。 このタイミングで、私は母親になれるのだろうか。 不安と迷いはあった。 でも、答えは一つしか選べない。 ならば。 ここから、私の母親起業家としての道のりが始まった。 === ※生徒さんからリクエストがあったので、不定期連載します^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月12日 08時16分25秒
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