書道のはな*みち　キレイな字が書けると人生はもっと美しくなる

おはようございます。書道家の高宮華子です。
今日は過ごしやすい陽気ですね。
素敵な月曜日になりますように。

さて、前回の続きです。





書道家のための独立開業コースでも
自分自身の時給を意識するということを
お伝えしていっていますが、

あなたの時給を意識することはもちろん、
それがちゃんと商品に反映された価格に
なっているでしょうか？

皆さんに質問すると、
「時給はとりあえず1,000円取れればいいかな？」
「欲張って3,000円かな……」という意見を
聞きますが、

そうだとすれば、毎月、
いったいどのくらいお仕事をしたら
よいのでしょうか？

1日10時間働いて、日給1万円で、
それを30日稼働させても30万円です。

30万円いただけたらいいでしょうか？

お休みは全く取れない状況のうえに、
ここから税金、仕入れ、自分のお給料を出すのですから、
手取りがいくらになるかは想像できるでしょう。

忙しくてたまらない、寝る時間がない。
子育てや家庭のこととやることがたくさんで
まわらない。

そう悩む方ほど、
自分で抱え込んでしまったり、
さらに書道のお仕事をたくさん頑張ってしまって
「私の要領が悪いのかしら」と
つらくなったり、落ち込んだりしています。

自分の仕事の質が悪いのでしょうか？
いいえ、そんなことは全くないのです。

ただ、
自分の時給を設定し直せばいいだけです。

やりたいことを全部やるために、
自分の時給は安く見積もらず、
最低でも1万円はキープしてほしいと思うのです。

一人でやっているときは、
移動にも時間がかかるし、
準備にも時間がかかる。

ご自身でお教室をやっていらっしゃる方は
想像がつくと思うのですが、

レッスンの合間に、買い出しやお手本の準備、
自分自身のお稽古、予約管理、ブログ、メルマガ、
SNS発信、集客、掃除、片付け、などなどがあるのです。

忙しくなることなど、とても簡単で、
あっという間にキャパオーバーになってしまいます。

私たち書道家は自分自身が商品であり、源泉です。

すべての時間に時給が発生すると思って、
そういう意識を持って活動しましょう。

まずは、時給を10,000円としてみましょう。

すると、1時間当たりの生産性がその価格ですから、

例えば、
1時間1,000円の体験レッスンでしたら
10人集まっていただく必要がありますし、

2時間5,000円の美文字レッスンでしたら
4人教えないといけないわけですし、

月間30万円　2時間×6回のコンサルだったら、
1時間当たり25,000円のお仕事なので
最低でも2か月に1人以上教えればいいのです。
（ですから、それを割ってしまう場合は、
ほかの商品で調整します）

そうやって、自分で決めた価値を徹底的に守って、
それに沿ったプライシングをし、商品の値付けをし、
それに見合った価値提供をしていくことが大事です。

収入はプロとして当然の対価ですから、
勝手に相手の懐を探って、
値付けをしてはいけないわけです。

また価格競争もいけません。
それをすると、
資本が大きなところにあっという間にやられます。

書道教室の相場、書道家としての作品の相場、
自分が関係している業界の相場は、
知っておくことは大事です。

でも、それに合わせる必要は全くありません。

自分の価値は、自分で決める。
そして、
それに見合った自分でいること。

見合っていなかったり、足りない部分は努力すること。
できない部分は、できる人に、お力を借りること。

それが成功する書道家になるために
一番大事なことだと、私は心からそう思っています。

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