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今我が家には、ちょっと臆病者の3歳の猫と、神経の太い生後3ヶ月ほどの猫が同居しています。 3歳の方はトラ、子猫の方はタンタンです。 トラは1ヶ月のときに親兄弟と別れ、それ以来ずっと、私とインコのパ太郎と一緒に住んでいます。 インコと一緒に、猫が生活できるのか? という疑問は、当時の私にはありませんでした。 あまりにもトラが小さかったので、パ太郎は最初のうち、こばかにするように、トラの真上を飛び回ったりしていたからです。 別にスキンシップをしているわけではありませんが、お互いに「家族」として認め合っているようです。 旅行に行ったりして留守にするとき、4,5日までの留守なら、インコと猫をそのまま家の中に置いていきます。 以前、インコだけ飼っていたときは、旅行から帰ってくると、インコは石のように固くなっていました。 でも今は、猫がいるおかげで、インコも猫も、出かける前と変わらない生活を送っているようです。 それでも、猫1匹じゃあ、さみしそう・・・ そう思いながら、1年以上たち、やっともう1匹を飼う機会が訪れました。それが、タンタンです。 トラは最初の日、タンタンに対して5m以内には接近しませんでした。目と目が合えば、歯をむきだして、威嚇します。 それが2日目にはもう、顔と顔を近づけんばかりまで接近できるようになりました。でも、その後は必ず、威嚇。 3日目は、威嚇するのをやめました。 タンタンは、トラが威嚇しようがしまいが、まったく気にしていないようす。 遊んでほしくて、何度も近づくのをやめません。 そこで、妙な状況になってきました。 新参者のタンタンが堂々としており、タンタンを意識するあまり、以前からいたトラが、遠慮して部屋の隅っこで小さくなっているのです。 そこで、私は考えました。 「威嚇する」という行為は、嫉妬とか恐怖だけでなく、新参者になめられないようにするための行為ではないか、と。 それでも、「慣れるまでに1ヶ月はかかるわよ」と3匹の猫を飼っている人に言われたことを考えると、3日でトラも慣れたというのは、すごいことです。 まあ、厳密にはまだ、この子猫をどう扱ってよいのかわからず、とまどっているようですが。 「トラの神経が参ってしまうんではないか」と旦那も心配していましたが、新しい猫が増えたくらいのストレスは、良い刺激になるくらいでなくては。 こういうことって、人間も同じだと思いました。 ストレスは過度になると心と体を害しますが、かといってストレスのない生活も、よくありません。 人間も猫も、適度なストレスがあって、健康に暮らせるのではないでしょうか。 トラだって、「良い遊び相手が来た」と、前向きにとらえればよいのです。 「あー、嫌なヤツ。俺の場所をとりやがって」などと考えていたら、自分が不幸になるだけです。 状況は同じ。でも、その状況をどうとらえるかで、人生が楽しくも、辛くもなるのです。 2匹の猫を見ていて、我が身を振り返りました。 なんか、人生の勉強をさせてもらったような気がしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.06.26 06:12:57
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