ロス在住・のりの生活記

土曜日は、歯医者に行った。美人姉妹がやっている、近所のＮ歯科である。
いつもは旦那と同じ時間帯に予約を入れ、旦那が姉、私が妹の方にかかる。
今回子どもがいるので、両方姉にし（姉の方が上手だし）、先に旦那が受けた。
時間をみはからって、私が子どもを抱いて歩いてＮ歯科へ行き、旦那にバトンタッチ。旦那は子どもを連れて車で家に帰る。
私が終わったら、旦那がまた子どもを連れて車で迎えにくる・・・という、ややこしい手順でなんとかしのいだ。

アメリカでは、たとえ数分であっても、１２歳未満の子どもを家にひとりで置いておくと、処罰の対象になる。
これは、けっこう大変なことだ。
たとえば、ひとりで子どもを連れて郵便局に行き、自動販売機で切手を１枚買うだけでも、郵便局の駐車場に着いたら、子どもをいちいち車から出して乳母車なり抱っこ紐なりに入れて、連れて入らなければいけない。
誘拐事件が多いアメリカでは、それはジョーシキなんだろうけど、やはり私のような日本人にとっては、「なんでこれだけのことで・・・」と、ため息が出てくる。

ちなみに、車の中では、幼児は絶対にカーシートに乗せるべし。
どんなに近距離であっても、抱えて乗ったりするのは厳禁。
でなければ、やはり処罰されてしまう。

子どもをぶつなんてことも、公の場でやったら最後、かなりオオゴトになってしまう。
私が以前見たのは、ある駐車場に停めたバンの中で、母親が子どものお尻をペンペンしている場面で、テレビのニュースで何度も何度も流していた。
場所が場所なだけに、車のナンバーまでばっちり見えたため、その母親はすぐに「幼児虐待」で捕まり、処罰されたらしい。
でも、あの程度だったら、個人のしつけの領域を出るか出ないかの判断がつきにくいと思うんだけど・・・

すべての人が、子どもに愛情をかけていれば、こんな規則なんかいらないんだけどなあ。
でも、最近の日本のニュースを見ていると、「日本もアメリカ並みに、幼児を守る規則を作った方がよいのでは？」と思うことが多い。
やばいよ、日本。