ロス在住・のりの生活記

おんぶがこれほど大変なものだとは、思ってもみなかった。
小さい子をちょっとだけおぶったことはあるが、両手はお尻の下に添えていたら、それほどしんどくない。
でも、夕飯の支度をしようというときに限って子どもがぐずりだしたときのおんぶは、話が別だ。

両手は自由にしておきたいし、やることが次から次へとあるので、周りの景色を眺めたりする余裕などない。
そういうときのおんぶは、本当に身体にこたえる。
５分もやっていると、辛くて涙が出てくるほど。

昔の日本人は、そういった状態で農作業をしたりしたんだから、本当にスゴイ。
アメリカでは、おんぶしている人は見かけない。
在米中国人の友人は、「おんぶすると、赤ん坊がガニ股になるから、やらない」と言っていた。

でも、おんぶでもしない限り、子どもは泣き出し、夕飯の支度どころではなくなる。
困っていたときに、ネットで見つけたのが、「新開発ウエートバランスキューブがママの肩への負担を分散して、らくらくおんぶを実現できる」という触れ込みの、日本のメーカーのおんぶ用だっこ紐。商品名は「かるがるキャリー」。

首を長くして待ち、やっと昨日届いた。
早速使ってみると、従来品と比べると、確かに楽！
まだ「かるがる」とはいかないが、慣れれば大丈夫だろう。
赤ちゃんの快適性も良いようで、ぐずっていた子どもも、おんぶされるとニコニコになった。
それにしても、これを使っていない赤ん坊の母親たちは、一体どうやって夕飯の支度をしているんだろう？