ロス在住・のりの生活記

昔のＴＶドラマで、夫婦喧嘩して、お互いに皿を投げあう・・・というのがありますが、実際にそれを体験した人は、どれほどいるのでしょうか。

うちは普段、夫婦仲はけっこう良いほうです。
喧嘩といっても、どちらか先にムッとした方が、別室に去るというパターンです。
そのときに、ドアをバタン！と音を立てることもあります。

先日、旦那がそれをやりました。
私が先に怒ったのですが、それに逆ギレしたんです。
ちょうど、夕食を終えて、彼がチョコレートを食べようとしていたときでした。

私は、そのチョコを持って、旦那が閉じこもった部屋へ行きました。
ええ、そのチョコを投げつける届けてあげるために。
しかし、チョコが小さすぎて、コントロールがまったく狂いました。

私はドアをバタン！と閉めて、リビングルームに戻りました。
一人で座っていると、食卓の上の、旦那が毎日、晩酌に使っているとっくりが、いやに目につきます。
私の右手は、そのとっくりをさっとつかみましたが、私の足は家の中を荒らしてはイカンと、玄関の方へ向かいました。

玄関の前の階段に叩きつけられたとっくりもかわいそうでしたが、愛用してくれた旦那の身代わりと思えば、満足して成仏してくれるでしょう。
とっくりに続いて、お猪口もあわれ、あの世行きです。

あー、すっきりした～♪

ワタシって、こんなに過激だったのねーと、我ながらびっくりしました。
でも、連れ合いに対してむしゃくしゃしているときは、この方法はお勧めです。
いつまでも相手に対して怒っているよりは、その気持ちを発散させて、早めに気分を変えた方がいいですもんね。

ポイントとしては、相手を傷つけないために、別のところに割れ物を投げる。
（割れ物は、相手が大切にしている高価なものではなく、安物だけれど、毎日使用しており、代用品があるものが適当。）
あるいは、相手に投げつけたいのならば、あたっても痛くないものにする。ということです。
その両方を実行すると、更にすっきり効果が高まるでしょう。

割れたかけらは、今玄関に飾ってあります。
またこんなことが起こった場合は、あともう１本残っているとっくりも、こんな目にあうのだぞ・・・というみせしめ単なる記念のつもりです。

その翌日、旦那は晩酌をしませんでした。
変な遠慮はご無用ですよ、アナタ（笑）。