カテゴリ:人間関係
昨日の日記、よく読んだらなんかおかしい。
「義父のお計らい」という意味は、今回の里帰りが、義父の死去によるものであったから。 義父は半年くらい患っており、容態が良くないことはわかっていたので、既に心の準備だけはしてあった。 義父は、とてもオーガナイズされた人で、几帳面な性格。 100歳まで生きるつもりでいたせいか、体の具合が悪くても、精神力で、医者もびっくりするくらいの生命力をみせた。 旦那によれば、引退するまでは仕事一筋。退職してから、趣味の世界で、文字通り、第二の人生を楽しんでいたという。 80歳を過ぎて、アメリカにいる(私の)旦那とeメールでやりとりし始めた。 頭の回転も速く、持ち前のユーモアで、俳句・川柳をたしなみ、新聞・雑誌のコンクール入選したこと多数。 趣味のお仲間で歌集を作ることになったとき、パソコンで原稿を作って製本までやってしまう人だった。 亡くなる前から、万が一のことを考え、遺産のみならず、葬儀で使う写真なども、自ら決めていたそうだ。 お墓は、10年前、自分で買ったという。 体調が悪くなってから、親戚や親しい人をひとりひとり呼んで語らった。旦那もアメリカから、4日間の強行軍で会いに行ったが、それがあったからこそ、義父が亡くなったときも、けっこう落ち着いていられたのだと思う。 前置きが長くなったが、そんな、石橋を着々を築き上げながら前進する性格の義父のことだから、アメリカから飛んでくる私たちの都合の良いような日を選んで、亡くなったような気がしてしまうのだ。 それが、「義父のお計らい」という言葉の意味なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.08 10:07:11
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