カテゴリ:人間関係
以前いた会社の上司、Sさんの話。
団塊世代のSさんは、いまだに独身。 別にもてなかったから、結婚していないというわけじゃあない。 料理も何でもできるから、奥さんが必要なかったのだろう。 陶芸をやり、カメラをやり、スキーやインラインスケートをやる。 料理は私よりもはるかにやるし、自家製スモークもやる。 いずれも、かなりの腕前。 そして、いろんなことを知っている。 しかし、まじめな顔で話すので、Sさんが物知りなことを知っている人は、いつのまにかだまされていることもある(悪意なし)。 彼は、赤ん坊や子どもの扱いも、とても上手。 生後2ヶ月の娘をオフィスに連れていったとき、「オッパイを飲ませた後は、こうやってゲップを出すんだよね」と言いながら、娘を肩に乗せて、背中をポンポン叩いたときは、その慣れたしぐさに、驚いた。 最近、オフィスの別の女性が、生後1ヶ月の赤ん坊を連れてきたときも、抱っこしたら、その赤ん坊がよほど気持ちよかったらしく、すうすう寝てしまったらしい。 このたび、11ヶ月になった娘をオフィスに連れて行き、Sさんと話をしていたら、「ガーバーの離乳食は・・・」と言い出したので、またもや驚いた。 私だって、ガーバーなんてメーカーの名前は、娘を育てる羽目にならなければ、絶対に知ることがなかったのに。 Sさんの”隠し子疑惑”は、こういうことがあるから、発生するのだ。 Sさんは本当に、謎多きおじさんなのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.19 13:41:12
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