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昨日も、近所のお豆腐屋さんに行った。
「以前いただいたおからクッキー、おいしかったですよ」と言ったら、そのクッキーは、お豆腐屋さんの下の息子が作ったものだという。 だから、私が下の息子に薦められて食べ、「こんなにおいしいのは初めて」と言ったとき、とーっても嬉しそうにしていたのね。 そのお豆腐屋さんは、親子で経営していて、私が行くときは、お父さんと上の息子がよくいるが、下の息子もたまに顔を出している。 上の息子は、腕が太くて鍛えている、というかんじ。人当たりもよい。 下の息子は、ちょっと痩せ型で、兄にくらべるとシャイなかんじ。でも、ふたりとも若いのに、豆腐作りなんて大変な仕事を、イキイキと手伝っていて、すばらしいと思う。 私の娘も、こんな人間に育つといいなあ。 地味な仕事を毎日毎日、朝早くからまじめにやっている両親の背中を見て育ったことが、大きく影響しているんだな、きっと。 彼らのお父さんは、無愛想なうちの娘にも、一生懸命微笑みかけてくれて、ついにニコッとさせた、唯一の人である。 何に対しても、努力の人なのだ。すばらしい。 そのクッキーは、私が食べた中で一番おいしいおからクッキーだったのに、「まだレシピは完成していない」という。 なんと、妥協を許さぬ、自分に厳しい人なのだろう! ところで、「おから80%」というのは、全体の重量に対してではなく、粉の割合だそうだ。 おからと小麦粉の他に、バターや砂糖も入っているそうだ。(そりゃそうだろう。でなきゃ、あんなにおいしいわけがない。) 幻のおからクッキーのレシピが完成する日をめざして、今日もあの下の息子は、キッチンに立っているのだろうか。 その姿を想像して、なんだかほほえましくなってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.10 02:46:46
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