ロス在住・のりの生活記

ワールドベースボールクラシック（ＷＢＣ）が終わり、日本が優勝した。
さほど野球には興味がない上に、夜の試合は、娘のベッドタイムに付き合わなければいけないので見ることができなかった私でも、旦那がいるおかげで、日本が３回負けたのに決勝に出ることができたとか、韓国とは３回戦目でようやく勝てたとかいう経緯は把握できている。
私だって日本国民だし、日本が優勝できたのは嬉しい。

それにしても、イチローが韓国に対して、最初から挑戦的な発言をし、２回目に負けたときはＦワードを発して、途中でベンチに引っ込んだとかいうのは、いかがなものかとずっと思っていた。
挑戦的な発言云々は、韓国のメディアが曲げて報道したと言われているが、日本語を理解できる私がそのまま受け取っても、挑戦的だと思う。
そして、そのようなイチローの態度を「孤軍奮闘」などと、揃って好意的に解釈したままでいいのかな、日本のメディアは。

本人が優勝後のコメントで言っていたように、
「”野球はケンカじゃない”んだよ、イチローくん！」
要するに、私もはじめからピンときていたし、旦那も言っていたように、イチローは「韓国嫌い」なのね。
韓国をやみくもにバカにしたり嫌っているのは、イチローに限らず、日本の男性に多い。
何を隠そう、うちの旦那もそのひとりであったが、今回のＷＢＣで、「韓国人を見直した」と言っていた。

３回戦目で、「きっとあいつらは、イチローにデッドボールを投げるぞ」と旦那は言っていたが、そんなことは一切なかった。大リーグを見慣れていると、ついついそう思ってしまうらしい（アメリカ人がよくやる手である）。
韓国人は、負けた後も冷静で、イチローのようにＦワードを発してどなったり、相手に失礼を欠く態度もとらなかった。
旦那はそんな韓国選手を見て、イチローのとった態度が恥ずかしく思えた、と言っていた。

今回のことで、冷静沈着だと思っていたイチローの意外な一面が見えた。
彼も、ＷＢＣは一種のお祭りのようなものだから、いつものクールな仮面を外してもいい、と思ったのかな。
だったら、負けても「野球人生最大の汚点」などと深刻に受け取らないで、あくまでお祭りらしく、メキシコ選手のように、試合前にディズニーワールドで遊ぶなどの余裕で臨めばいいのに。
私は今回のあなたの言動には、心底がっかりしてしまいましたよ、イチローさん。