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テーマ:赤ちゃんが欲しい!(9165)
カテゴリ:14回目の流産の後
昨日、16週1日でお腹の子は心停止と診断され。
14回目の流産が確実になった。 診断の後、病院のスタッフは私に気を使い、 その後の処置の方法等を話そうとはしなかった。 1人になれる場所をと、カンファレンスルームに連れて行ってくれ、 「良ければ、個室に部屋を移そうか?」と言ってくれて、 私は、個室に移して貰う事にし、 荷物も全て移してくれるという看護士のHさんに、 「同室のK村さんに挨拶してから出たいので・・・」 と言い、Hさんと共に部屋に戻り、 K村さんに、 「またダメになってしまったので、 訳もなく泣き出したりして迷惑を掛けるといけないので、 部屋を移る事にしました。」 と、話をし、K村さんは、「そうなの・・・」とだけ言った。 個室に移り、荷物を片付け終わった頃、 私の担当の助産師のIさんが、勤務ではないのに駆けつけてくれた。 彼女の顔を見た瞬間、私は涙が止め処なく溢れ出し、 ただ、タオルを顔に当てたまま泣き続けた。 泣き続ける私の横で、Iさんはただ背中をさすり泣かせてくれた。 「驚いたでしょ・・・。辛いよね・・・ せっかくここまで大きくなったのに・・・ 今回は、絶対にうまくいくと思っていたのにね・・・」 泣き続けながら、ふと冷静になり、 「これから、どういう手順で処置が行われるのですか?」 と、Iさんに聞く私がいた。 Iさんは、「話をしても大丈夫?」と言い、 私は、泣き腫らした目で頷いた。 悲しくても、辛くても現実は現実なのだ。 逃げる事は出来ない・・・ Iさんは、これからの日程を、 夫がいつ来れるのか(遠方なので)で決まるが、 処置そのものは、前日より子宮口を広げる物を入れ、 翌日、それを抜き子宮収縮剤を9時から3時間ごとに入れていき、 お腹の子を出していくという。 一呼吸おいて、私の顔を見て、 「赤ちゃんね、状態にもよるけど当日に会う事も出来るし、 手形も足型も欲しかったらとってあげるよ。状態にもよるけど・・・ でも、臍の緒は、絶対に渡せるからね。」 もう一呼吸おいて、 「それでね・・・その後の事なんだけど・・・ 赤ちゃん、火葬をしないといけないの・・・ ここで、いつも頼んでる業者さんがいるのだけど、 そちらに頼むと、お骨は返ってこないのね・・・ お骨欲しい?欲しいんだったら自分たちで火葬する事になるんだけど・・・ ご主人と相談してみて・・・」 そうなんだ・・・ 火葬しないといけないんだ・・・ どうしたらいいんだろう・・・ お骨返して貰えないって・・・それは嫌だ。 でも、自分達でって・・・見知らぬ土地で出来るのだろうか・・・ 泣いている場合ではない、考えないと・・・ 連れて帰りたい・・・絶対に!! Iさんが出て行った後、冷静に考えてみた。 そういえば、しじみちゃんも同じ位の子を火葬しているはずである。 遺骨があると聞いた覚えがあるが・・・ そうだ!みんみんちゃんは病院は違えど、 同じ名古屋で、同じ位の子とさよならしていたはずだ。 でも、辛い事を思い出させる事になりそうで嫌だな・・・ あれこれ方法を考えてみて、もし考え付かなかったら・・・ その時は、どうだったのか教えて貰おう。 今回の管理入院を暖かく見守って下さっていた方々に、 心停止との診断により、流産が確定した故の報告をした。 報告メールの直ぐ後に、 今回の入院で1時期一緒に入院していたO寺さんが駆けつけてくれた。 真っ赤なイチゴを持って来てくれて、 「びっくりしたよ・・・どうしてこんな事に・・・」 淡々と冷静に、先生の所見とエコーの様子を話す自分がいた。 また来るから・・・と言い残しO寺さんは帰って行った。 仕事帰りに直ぐに駆けつけてくれたらしかった。 この病院に来るのには、交通が不便で・・・と以前言っていたのに・・・ 疲れてて、お腹も空いていただろうに・・・ありがとうね m(__)m O寺さんと入れ違う様に、くにまるさんが来てくれた。 私の報告メールを受け、仕事に出掛ける矢先だったのも関わらず、 仕事を急遽休み、慌てて駆けつけてくれた。 くにまるさんは 「こんなに大ききなってまで、 どうしてこんな事になるの・・・」 と驚きと、私への心配をしてくれた。 くにまるさんとは、泣く事も無く、冷静に先生の見解を話し、 大きくなっている為、火葬をしないといけない事を話した。 「連れて帰りたいが、業者に頼むとお骨は返らないと言われた。」 と話すと、 「火葬の業者は色々いるから、 あちらこちらに当たってみてはどう?」 と言ってくれた。 病院から近い訳でもなく、 わざわざ仕事を休んでまで来てくれてありがとう m(__)m 消灯時間が近づいていた。 看護師が消灯前の巡回に来た。 大丈夫かと心配してくれた。 「火葬の件があるので、色々考えないといけない。」と話すと、 「ゆっくり休んだ方が良いから・・・。」 と睡眠導入剤を持って来てくれた。 泣いている場合ではないのだ。 お腹の子をきちんと送ってやらないといけない。 時間が無い! お腹の子の為にしてやれる事を探さないと! 後悔の無い様に・・・悔いの無い様に・・・ 泣かないで済む理由を探していた・・・ 本当は、お腹の子が生きていない事を認めなくなかった・・・ 忙しくする事で、現実を考えたくなかった。 皆に、泣いて心配掛けちゃいけない・・・ これは、流産確定後22日目、流産処置後12日目の2月26日に追記したものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月28日 09時15分43秒
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