|
カテゴリ:ニュース
急性ストレス障害とは?
=災害や犯罪など、強い恐怖や苦痛を伴う出来事を体験・直面したときに引き起こされる障害。ICD10では「急性ストレス反応」。 この障害に認められる病態: ●感情の反応が失われ、周囲に対する注意も弱まる。 ●現実感の消失や睡眠障害、過度の警戒心などが発生する。 ●症状が続くのは最低で2日以上、最長で1カ月とされる。 なお、似たような症状が1カ月以上持続する心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは区別される。 (参考:東奥日報) ↑の説明にも見られるように、急性ストレス障害と聞くと、 その障害になる要因として「災害」や「犯罪」、あるいは「事故」などが思いつきますが、 これらの要因に共通するものとして連想されるのは、 自分の力ではどうすることもできない「不可抗力」で生じるということ。 さて、そこで“急性ストレス障害”と診断された朝青龍の場合ですが… 協会から今回の謹慎処分を下されるに至った“病休中にサッカー”の出来事について考えると… 常識さえあれば自分の力(=自分の判断)でどうにかすることができたんじゃないの? 要するに、朝青龍の“急性ストレス障害”というのは、 朝青龍にショックを生じさせた出来事の「生じ方」がいっさい考慮されておらず、 その出来事が生じた背景には 朝青龍が自分自身を過信し思い上がっていた部分が少なからずあっただろうにもかかわらず、 ショック反応を起こした朝青龍の今の状態のみが考慮されている診断名なわけです。 朝青龍(イメージ) 常識に欠けていたのは朝青龍だけでなく、 親方を始めとした朝青龍を教育する立場の方々もそうだったのでしょう。 でも、だとすれば、今回の朝青龍問題は、 当人・親方・角界がその忘れていた常識を再認識する良い機会にもなるでしょう。 親方は(横綱でいるのなら)謹慎中の朝青龍の帰国は認めないという厳しい見解を示しましたが、親方のこの姿勢は「本来の常識」に近づいたようにも思えます。 一方、今の朝青龍は協会から下された処分に潔く従う風でもなく、 「自分はこんな病状だからどうにかしてほしい」的な未熟さを今だもっているみたいですが、 処分を下された今の危機的状況のなかで、 その処分に潔く従える人間性を養えるかどうかが、 朝青龍が心技体そろった横綱としての風格をもてるかどうかの岐路でもあるのでしょう。 朝青龍にとっては、今が本当の意味での土俵際での踏ん張りどころなのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ニュース] カテゴリの最新記事
|