141064 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

花ねこ*保護ねこ日記

花ねこ*保護ねこ日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

日記/記事の投稿

コメント新着

http://buycialisky.com/@ Re:あと少し(10/01) photo of cialiscialis canadian pharmacy…
http://cialisyoues.com/@ Re:あと少し(10/01) photo of cialislegitimate online pharma…
森のあるじ@ Re[1]:こんにちは( ´ ▽ ` )ノ(01/11) ひらめ婆さん ありがとうございます〜(=´…
ひらめ婆@ Re:こんにちは( ´ ▽ ` )ノ(01/11) わー\(^o^)/ おめでとうございます!無…
森のあるじ@ Re[1]:おしくらまんじゅう(11/29) ひらめ婆さん >実はみんな仲良しなのか、…
森のあるじ@ Re[1]:おしくらまんじゅう(11/29) くまねこらっきーさん コメントありがと…

カテゴリ

お気に入りブログ

ちぃずダイアリー ちぃon5541さん
11にゃんずと妙香… たえかりんさん

プロフィール

森のあるじ

森のあるじ

2007.09.24
XML
ご連絡しなければならなかったり、またご連絡のお返事ができておらず、
遅れて本当に申し訳ありません。



2週間前から、駅前でまた子猫を2匹見かけるようになっていました。

お母さん猫は駅前ちびーずの母猫だったサビ長毛ちゃんではなく、三毛ちゃんでした。

子猫の一匹はお母さん猫にそっくりな三毛の子、
そしてもう一匹は
駅前ちびーずのくう(=ゆう)ちゃんに似たグレーの半長毛の子でした。


家にはもう保護場所の余裕がなく、
最初の一週間は保護した後のことを考えて迷っていました。

駅前で人目がつきやすいし、
もしかしたら誰か子猫を保護する人がいるかもしれない。
そんな期待を持って、自分の不安を打ち消そうとしました。
でもそれは自分の不安を正当化する考えでしかなく、
そんな人間は現れませんでした。

駅前は、餌やり禁止の看板が立ってからも誰かが猫たちにご飯をおいていました。
それはある意味では有難いことでしたが、その一方で、
餌やりする人間は保護するなり不妊手術するなり何らかの手を打つべきでした。
こういう中途半端な人間は、
不幸な命を守っているようでありながら
実は率先して生み出しているという事実からして
口先だけの偽善者以上に無責任でタチが悪いと糾弾されて当然でしょう。






今週に入って、出かけていったお母さん猫を待ちながら、
二匹で身を寄せてくっついている小さな姿を見て、
昔、冬近くなって肌寒くなった職場で、
温かい部屋に入りたいのを職場のおっさんたちに締め出され、
ボイラー室のドア外に座り、小さく重なって暖を取っていた
ルキちゃん&かどまるくん(旧しぐれ&まつお)の姿がオーバーラップして、
たまらなくなった。
保護しなきゃ…家は浴室がまだ空いているんだから保護できる。
そう決心して箱を用意して捕まえようと試みた。

でも、逃げられたり、姿を見せなかったり、
私のほうで人通りが気になって
粘り強く捕まえる作業をするのが憚られたりしてだめだった。

そんな日が2日ほど続き、
疲れて今日は作業は止めておこうと箱を持ち歩いていなかった日、
帰宅しようと駅前に向かうと、
捕まえやすい場所で二匹が寝ていた。
前に触ったとき、パニックになって暴れ、道路のほうに走ろうとして危なかったので、
箱がないと…と思って保護を躊躇してしまったが、
三毛ちゃんを一瞬触ると痩せていて元気がないようだった。
このとき疲れにかまけて
職場に引き返して箱を持ってこなかったことが本当に悔やまれる。


翌日から三毛ちゃんの姿が見えなくなった。
誰か保護してくれたと思いたいけれど、とてもそうは思えなかった。

翌々日、三毛ちゃんはやはりおらず、
グレーの子は、いつもいる駅前の空き地の奥のほうで、
ぽつんと立っていた。

空き地に入って捕まえようとしたけれど、それをかわして逃げてしまう。
思ったより元気そうなのでその点では安心したけれど、
これはウェットで釣らないとだめだな…
とにかくグレーの子だけでも保護したくて、
週末の夜遅く、キャリーを持って電車で駅前に行った。

グレーの子、お母さん猫といた。
ルネちゃんの里親さんからもらった子猫缶を開けて、
キャリーへと誘ってみますが、どうしても入らない。
中途半端に餌を与えられているためか、食欲が警戒心を凌いでくれない。

お母さん猫はお腹が空いているのか、
警戒しながらも一定距離をもってニャーとか細く鳴き、
ご飯を欲しそうだった。

ご飯、たくさんあげたいんだよ。本当は。
だけど、この駅前は
クソ田舎ゆえに夜になると家族を迎えに来る車で
むしろ終電前の夜半のほうが人目につくようで、
自分に周囲から餌やり人間と思われることへの不安があり、
何より、餌を与えるとそこに責任が生じることへの重荷があり…
与えること、やっぱりできない。…本当にごめん。


しばらく様子を見ていると、
グレーの子はお母さん猫におぶさって眠りについた。
もも(旧あわび)ちゃんがまーぶるにおぶさって眠っていた、あんな感じで。
でも、あのときは微笑ましかったはずの風景が、不憫にしか感じられなかった。

母猫と引き離すのは申し訳ない。けど、保護するから。

そう思い残して帰宅したけど、
でも、それが生きているグレーの子を見た最期だった。




今朝、キャリーを持って始発で駅前に行ったら、
グレーの子、空き地のそばの道路の端っこに倒れていた。
見た瞬間、
眠っているだけであって欲しいと思った。
でも、近づて目を凝らしたがお腹が全く動かなかった。

ああ駄目だ。

そう悟るしかなかった。



出血や外傷はなく、
横向きになって両手足を重ね、
周囲にアリが集まっていることと脱糞していることを除けば、
本当に眠っているようだった。

でも、抱き上げるとすで死後硬直が始まっていて、
身体はとても硬く、そして冷え切っていた。

お母さん猫の三毛は、
グレーの子をキャリーに収める様子を心配そうに見つめていて、
「この子、あかんかった」とつぶやくと、
本当に消え入るような声でミーと鳴いた。
…お母さん猫も我が子の異変に気づいていたみたい。
また苦しくなった。


幸せになれる子もいるのに…
なぜこの子はこんなふうに死ぬことになったのか。

この子はもっと幸せに生きる可能性をたくさんもっていたはず。

何にもしてあげられなかった。
可能性を開くことができなかった。
三毛ちゃん、グレーちゃん…ほんとごめん。













グレーちゃんは、
ぴぐたちの兄弟6匹とキジトラの子が眠っている場所の近くに埋葬した。

駅前三毛の子ども、グレーちゃん











そういえば、去年、ぴぐの兄弟たちを死なせたとき、
電話相談した獣医さんに
「あなたのやっていることは虐待です」
と言われたことを思い出した。

そしてその獣医はこうも言った。
「そんなたくさんの子、ひとりで保護できるわけがないでしょう」
「私があなたの親だったら元の所に置いてきなさいと言います」
「あなた以外に拾う人がいるかもしれないでしょう」
「誰かが拾うかもしれない可能性をあなたが摘んだのよ」



確かに一匹一匹を丁寧に看られなかった現状や、
強制給餌や点滴処置が十分でなかったという自責の念があり、
獣医の言うことは一理あると、ずいぶん落ち込んだ。

とはいえ、
だったらぴぐたちをそのまま捨てられた場所に放置していたらよかったのか?
今でも思う。
出会った10匹の中で数匹だけをチョイスすることは、私にはできない。
それに誰か他の人が拾う可能性って…一体どれぐらいあるというのか。



その獣医には、電話の後とても受診する気にはなれなかったけど、
その人に今日のグレーの子のことを伝えたらこう言うかもしれない。

「何でもっと早くに保護しなかったのですか」
「あなたはこの子を見殺しにしたのと同じです」



去年の獣医の言葉にはふと思い出しては苦しんだけど、
もし、獣医にまたこのようなことを言われたとしても、
今回はそのとおりだと私は納得するだろう。


保護するのをためらってはいけなかった。
人目を気にしたり、
誰かが何かするはず…
そう思って罪悪感や不安を打ち消してはいけなかった。




グレーの子も(おそらく三毛の子も)、
こんなふうに死んでもいい命では決してなかった。

出会った時点で、子猫が幸せに開かれる可能性が、私には見えていたはずだった。





こんな思い、もう繰り返したくない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.09.24 16:44:05
コメント(3) | コメントを書く
[病院在留にゃん・野良にゃん] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X