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カテゴリ:鑑賞
お昼に天ぷらを食べに行ったら
「赤塚不二夫展」なるものが開催されていたので寄ってみた。 赤塚不二夫という漫画家はもちろん私も知っていた。 でも昔は、 尊敬するとか大好きだとか、 そういう感情は全然なく、 ただ、 ナンセンスなギャグを多用したオモシロ漫画を描く人、 そういう印象がある程度だった。 そんな赤塚氏に対する印象が変わったのは、 赤塚氏が亡くなって葬儀が営まれた際、 タモリさんが弔辞をよんでからだ。 あの弔辞はタモリさんが白紙の帳面を繰りながら アドリブで述べていたことが話題になり、 タモリさんに対して予測されるクレバー値がうなぎ登りに高騰し、 と同時に タモリさんがそれまでより数倍カッコよく見える現象を巻き起こしたものだった。 その弔辞の中で タモリさんは赤塚氏に語りかけ、彼を次のように表現した。 「あなたはすべての人を快く受け入れました」 「あなたは生活すべてがギャグでした」 あらゆる人を受容し、 漫画という想像世界のみならず、 現実世界においてもギャグに生きた人―――。 なるほど、赤塚不二夫という人がぼんやりわかる気がする。 だけど、ギャグに生きることと他人を受容することとはどんな関係があるのだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.01.23 01:43:00
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