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カテゴリ:鑑賞
創造的人生の持ち時間は10年だ。
作中の印象的だったことば。 夢を無心に追いかけた結果、 戦争に加担することにもなった主人公の苦悩は、 それほど作中には生々しくは描かれておらず、 主人公の最後のセリフや空想的世界での会話に現れているくらい。 むしろこの作品では、 戦争兵器や商業的価値としての飛行機でなく、 ただただ美しく空を俊敏に駆ける飛行機を作りたい、 そんな主人公のひたむきな夢への情熱 プラス 純文学的恋愛に見られるような愛の情熱 がめいっぱい描かれていた気がする。 有限の時間の中で、めいっぱい生きること。 この映画は、そんな全力少年のような生き方の素敵さを再認識させてくれる、 思春期〜おとな向けの物語だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.08.06 17:43:27
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