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カテゴリ:はーにゃんず
気持ちの整理と記録のために記します。
じじ丸が2月3日15時15分ごろに永眠しました。 「ごろ」というのは、今朝から病院に入院させており、正確な時間がわからないためです。 入院させる考えは当初なく、 本当は昨日の夜から強制給餌をまったく受付けなくなったため 経鼻カテーテルしてもらおうと思っていたのですが、 獣医さんから脱水状態がひどいためまずはそれを処置する必要があること、 経鼻カテーテルは脱水を何とかできた後に検討したらいいことを言われ、私も納得し、 入院によって自宅での皮下輸液よりも効果のある静脈点滴をしてもらうことにしたのです。 入院中に亡くなってしまう可能性もあるので躊躇する気持ちもなくはなかったのですが、 それ以上に脱水をどうにかできればじじ丸ももう少し楽になり、 そしてもう少しこの世で一緒にいてくれるのではないかという思いのほうが強くあり、 入院させることにしました。 万一危険な状態になっても急いで駆けつけたら間に合うかもしれない、 という思いもあったのですが、 実際は残念ながら間に合いませんでした。 私は動物病院から電話があった3時12~14分、用事で外に出ており、 すぐに気づくことができませんでした。 午前中に電話がなかったので、 今日は何とかじじ丸を家に連れて帰れるのではないか、 という楽観視した思いもありました。 楽観視、というか、そう思いたかったのだろうと思います。 16時3分に動物病院からの電話に気づき、折り返し電話をしてじじ丸が3時すぎに病態が急変し、 亡くなったと知りました。 急いで病院へじじ丸を迎えに行きました。16時半前についたと思います。 小さな箱に収まったじじ丸。 横たわって、半分目が開いていて、毛はふわっとしていて、実はまだ息しているのではないかと思うほど。 獣医さんから「まだあたたかいですよ」と言われました。 前日からの粗相で汚れていたお尻回りも病院スタッフの方が綺麗にしてくれていました。 獣医の話では、じじ丸は病院から電話のあった10分ほど前の3時5分ごろ、状態が急変。 それまで大きめの呼吸をしていたじじ丸が大きく息を吐き、舌が蒼白になり、 急いで救命処置をしたものの、状態が回復することはなく、 自力では呼吸できない状態が10分ほど続いたのを確認したうえで3時25分ごろに救命装置を外したとのことでした。 最後は苦しむことなく、ふぅーっと大きく息を吐いて静かに息を引き取ったそうで、 穏やかなじじ丸らしい最後だなと思いました。 また、急変から15~20分ほどで亡くなってしまったので、 病院からの電話にその時に気づき、急いで病院に駆け付けたとしても、間に合わない時間でした。 じじ丸を見知らぬ病院においてけぼりにして、 馴染みある自宅で仲間の猫たちのそばで天国に行かせてあげられなかったことは本当に申し訳ないし、 じじ丸の最後をしっかり見届けることができなかったことも大変悔いが残ります。 今朝、じじ丸に「じじ~、しっかり~」と声かけしたら横たわりながら「なぅ」とか細い声で応えてくれ、 貧相になったしっぽをわずかに振って応えてくれたじじ丸ですから、 最後の時にも何かしらの意思表示を残してくれたかもしれません。 でも、入院させず、自宅で看取ったとしても、 入院させて静脈点滴していたらもう少し一緒にいれたかもしれない、という悔いがよぎるとも思うし、 病院スタッフの方々はできることを尽くしてじじ丸の治療に当たってくれていたとも思います。 結局、どのように対処しようにも、 大好きだったじじ丸(もちろんほかの子たちや愛しい命すべても同様)がこの世から消えてしまうとき、 どうしようにも目の前から奪われて二度と会えなくなってしまう悲しみや辛さはなくなるわけではないのです。 じじ丸はとてものんきで大らかな性格で、仲間猫たちを悠然と見守り、怒られても平然としている、そんな子でした。 私も保護者でありながら、 じじ丸から精神的な支えとなるような安心感をたくさんたくさんもらいました。 じじ丸は夏から徐々に体重減少し、 3.8kgから3.6kg、3.2kg、2.8~2.6kg、2.4kgとなっていき、 1月の終わりごろには2.1kg、最後の日は2.0kgにまでやせ細りました。 食事は細くなりながらも1月末まで自発的に取ってくれ(増進剤の影響があると思いますが)、 ブラッシングをすると頭をごっつんこして喜び、 何かしら息子のそばに寄り添って微笑ましい光景を見せてくれていました。 それが、1月下旬から下痢が激しくなり、 頻回するトイレと鳴き声(最後の方では声にならない鳴き声になっていました)、止まらない体重減少、 皮下輸液してもなくならない脱水状態(戻らない皮膚)… と目に見えて体調が悪くなり、 永眠する前日にはトイレにも行けなくなって寝床で粗相するようになりました。 手作りのこたつ風の寝床でそれまで 一緒くたの猫団子になって寝ていた「きとん」や「うり」や「ぴぐ」も、 死の前日はじじ丸になんとなく寄り付かず、 じじ丸も独りでこたつの端っこで寝ていたいというような状況になりました。 今日の血液検査の結果、じじ丸は重度の貧血でした。 前回の検査が9月末だったので、 いきなりひどくなったのか、徐々にひどくなったのか不明ですが、 おそらく徐々に悪くなり、 状態維持の限界を超えたためここ数日の症状が出たのでは、とのことでした。 また、この貧血はエイズに起因する可能性もあるがわからない、とも。 腎不全はそれほど悪化していないとのことでした。 大切な子たちが毎年旅立っていきます。 生きとし生けるもの、 いずれはみな同じように死の旅路へ向かい、 そうやって時代は日々変わっていくのだ、これまでもこれからも、 という「普遍的な当たり前」を 身近な猫たちとの別れの中で特別な衝撃をもって突きつけられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.02.04 19:41:30
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