野の花も日々あれこれ考える

庭で温かいお茶を飲みたい季節になった。
ことにこの秋は、私の宝物とも呼べる素敵なお湯飲みがあるから、尚更である。

ふうわりと優しい色に素敵な模様の入ったお湯のみ。
静かな渋さを見せる貫入もいい。
両手で持ってみると、そのころりんとした丸みが、ちょうど心地よく手に収まって、とてもいい感じにお茶がいただけるのだ。
また、色合いが柔らかいので、緑茶も私の大好きな中国茶も、本当においしく感じる。

実はこれは、私がちょくちょくお邪魔しているブログの、わらるうさんという方の作品なのだ。
ブログ上で作品を公開された折に、もしも欲しい方がいたら差し上げるとおっしゃっていて、このお湯のみに一目ぼれだった私は、厚かましくも「お願いします」とメッセージを送った。

そしてその実物が先週、おまけつきで届いたのだった。
（おまけについては、また別の時にお見せしたいと思っている。）
本物は、写真で見たときよりもいっそう素敵なものだった。
それ以来、毎日毎日、私はこのお湯のみでおいしいお茶をいただいている。
そして、お茶を飲むあいだ「わらるうさんちの猫ちゃんたち、今日はどんな風にしているのかしら」なんて思うのだ。

いつか私も陶芸を勉強したい。
そして、こんな優しい日常の器を作ってみたいと思っている。