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テーマ:動物好きさん集まれ~(971)
カテゴリ:生き物いろいろ
今、私たちが住んでいるこの小さな家を建てて10年近くになる。 今年は子供部屋を増築したのだが、その工事のクライマックスが近づいた頃、我が家の庭のテラスに二組のツバメさんのカップルがやってきて、ついにそのうち巣をかけ始めた。 このテラスは、角の部分だけに壁があり、床はウッドデッキになっていて、ツバメさんが巣をかけるのに最適の場所である。 なにしろ壁は珪藻土でざらざらに仕上げてあるので、適度な引っ掛かりがあり、巣を作る土がしっかりと着くのだ。 けれども、毎年毎年何組かのツバメさんのカップルが品定めにやってくるものの、最終審査で通らずにみんないなくなってしまう。 私たちには分からない、なにか決定的にダメな理由があるんだろうなぁと、いつも残念に思っていたのだった。 もしかしたら、いつもの年は昼間私一人しかいなくて、ぐうたらの主婦はあまり庭の手入れやテラスの掃除をこまめにしないものだから、ツバメさんも 「ここはダメだ。巣に危険が迫ってもあのダラ主婦では気付いてくれないだろう…。」 なんていう悲しい理由で審査が通らなかったのかもしれない。 ところが今年は、増築工事の各種職人さんたちが朝早くから日没まで誰かしら庭のあたりをうろうろしていて、ダラの私もしかたなくテラスをきれいにせざるを得なかったので、ツバメさんたちもうっかりそれに騙されてしまったのだろう。 雨の続いた頃、二羽が入れ替わりたちかわり土を運んできてせっせと塗りつけ、数日で新築工事は完了した。 今はひょっとしたら卵を抱いているのかな? 必ず一羽が巣の中にいてじっとしている。 私も殿も子供達も、巣の中の様子が気になって仕方がないのだが、あまり何度も見に行くとツバメさんも落ち着かないだろうということで、サッシのガラス越しにそっと見守っている。 網戸にして風を入れたい時もあるのだが、そうすると決まっておりおんが網戸まで走っていって、ツバメさんたちに向かって「にゃごにゃご!」なんて言って脅かすので、当分の間サッシは閉めたままになりそうだ。 早くヒナたちが見たいなぁ。 私は、あの頭よりでかいくちばしで餌をねだるツバメさんのヒナが大好きなのだ。 小さなヒナたちが無事に産まれたら、また日記でお披露目したいと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年06月27日 14時02分41秒
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