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カテゴリ:低位株
前回に引き続き、エル・シー・エーホールディングスの、ぶっちゃけ過ぎる開示情報。
前回:驚きの開示 ー エル・シー・エーホールディングス ー(その1) 4.止まらないぶっちゃけトーク 社長の個人日記風開示内容の続き。 〇第1号案件の交渉(p.8) ”今回の第一号案件については、売り手、買い手とも木下会計士にご紹介頂き、金額・条件等についての交渉にも対応頂いております。 (中略) 当社子会社が、何の役務も提供しないで、多額の収益と見られかねませんが、そこは本来、上記信用創造で、借入金などの金利負担や信用補完をしているものであり、今回ファイナンスという調達コストの掛からない資金で対応出来きるので、そう見えるだけかと考えます。” 〇第三者割当先の豊田D&Cの意向(p.11) ”同社の当社支援の大前提として「上場会社の倒産は、株式市場に与える影響が大きく、投資家保護の観点から上場会社は潰すべきでない」という方針があり、加えて当社は創業50年の歴史を持つ経営コンサルティング会社であり、これまでに当社の支援により、企業の成長や、更には上場を実現した企業が幾つもあるという当社の実績を評価頂き、「そのコンサルティングノウハウを絶やすべきではない」とご判断されて当社支援の意向を表明頂いております。 一方で、状況によっては当社株式の一部売却も視野に入れておられますが、係る経緯から、同社の当社株式売却についても、日常の出来高や株価に細心の注意が払われ、極力株価形成に影響がないような売却の進め方をされる意向であると確認しております。” 〇資金の出所(p.13) ”今回の増資に係る出資原資は、木下会計士からご紹介頂き、当社の現状等を説明した所、当社再建へのご協力を表明頂けることになった割当先会長の田名部氏の資金に因っております。個人での投資でなく、会社を経由されている理由は、しっかりとしたバックボーンのある会社が出資者になった方が、当社にとってもメリットが大きいであろうこと、また、会社を通じた投資の方が税務面など様々なメリットが享受できる可能性があるからとお伺いしております。” ”田名部氏は、割当予定先の役員ではありませんが、そのご経歴、社会経験から、割当先の取締役会にて、業務執行の権限を付与されていることを同社の取締役会議事録により確認しております。” 〇資金の出し手の戦略(p.14) ”割当予定先や実質的な出資者である田名部氏からは、上場企業が倒産することによる株式市場の混乱などを生じさせないという基本的な考え方があって当社の増資に応じて頂いています。 (中略) あくまで一定数の株式売却による利益は確保するものの、中長期での株式保有方針を提示頂いています。” 5.感想など ここまでぶっちゃけても大丈夫なものだろうか、と読んでるほうが心配になるほど。 新しい開示のあり方として、IR優良企業大賞でも進呈してはwww もうこの際、他の会社も、ぶっちゃけてみたらどうか。 ・創業者利益を得ることが目的だったので、後のことは知らんよ とか ・電波2社分ゲットと思ったけど、うまくいかないので用無しだわ とか ・うざい株主が総会に来ると大迷惑なのでお土産は廃止するよ とか でも、エル・シー・エーホールディングスも、ここまでぶっちゃけときながら、まだ触れてないこともあるような。代わりに、私がぶっちゃけとく。 ・木下会計士に当社の実情等を確認頂いた所、当社に残された唯一の資産は”上場している”ということ。会計士を通じて、”上場しているということ”に価値を見出す方を紹介いただいた。 ・割当先の戦略としては、まず短期には、”上場廃止が回避されることによる株価上昇メリットの享受”。中期的には、実質的に上場企業のオーナーになること。 零細株主としては、桑田正明社長を陰ながら応援といったところなのだけど、 しかし果たして、東証が許すのだろうか。 ※ 投資は、損しても得しても自己責任で! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 22, 2014 02:47:51 PM
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