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偏屈たぬきのへそまがり投資日記

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Oct 19, 2014
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カテゴリ:エボラ出血熱
今回もエボラ出血熱について。


1.エボラ対人類の世界大戦

  国連のエボラ緊急対応チームによると、今、エボラ出血熱を抑え込むことに成功しなければ、対処する方法すら分からない未知の状況に陥ってしまう
とのことで、11月中が勝負の分水嶺のようである。

  ・エボラ患者1週間当たり1万人に急増のおそれ

  まさしく、第3次世界大戦。前回までは”国の集団”対”国の集団”の戦いだったけど、今回は全世界が1つの陣営で相手はエボラ。


2.人類もようやく本腰

  人類の油断に乗じて、緒戦はエボラの優勢。

  米国・欧州に飛び火したことから、ここに来て人類の方もようやく態勢を整えはじめた感じ。世界の盟主?米国も危機管理モードに。 

  ・米国がエボラ熱対策で予備役招集、西アフリカへの人道支援強化

  そうした中、先週後半の明るいニュースとしては、米国がエボラ治験薬のジーマップの大量生産を目指していること。3研究施設に生産計画の提出を義務付けたとのこと。
  
  ・米保健当局、最先端研究所3カ所にエボラ薬生産計画の提出を要請


3.良い側面も

  エボラ対人類のこの戦いに負けると、致死率70%として、半世紀ほど前の世界人口20億人台からやり直しになるのかな。

  この戦いは、どこかの国が勝って、どこかの国は負けるというような結末は無い。どこかの国で大流行している状態なら、それはすなわち世界中の危機。

  というようなことで、最近、富める者・貧しき者で分裂気味(世界的にも、1国の中でも)の世の中なのだけど、共通の敵エボラの前では一致団結して取り組まざるを得ない。世界的な一体感が醸成され、社会・経済的にも好影響なのでは(あくまで、エボラに勝利してこその話だけど)。

  貧困な国にも一定の衛生水準が必要になるし、健康保険が無い貧しい人にも医療を提供しなければならない。貧しい国や人への無関心は、富める国や人に災いとなり還ってくる構図。

  例えば、変化の兆しとして、国連で米国がキューバを賞賛なんて、過去にはありえなかったこと。
  「米国のパワー国連大使は、断交中のキューバによる支援について「人口が1100万人しかない国が、これまで165人の医療従事者を現地に派遣し、さらに300人近くを追加派遣する計画がある」と称賛。「もっと多くの国の取り組みが必要だ」と強調した。」


4.資金防衛戦線

  もう、この危機の前では瑣末なことのようにも思えるのだが、私の資金防衛戦線について。

  先週末時点で、金ETFに資金の2割。それも含めてレバレッジ0.9倍台。

  金曜日の米国市場が急反発し、ともかく来週は上昇からのスタートだと思うのだけど、対エボラ大戦はこれからが勝負の分水嶺(西アフリカが主戦場)。

  どちらにころんでも、しのげるようにしておきたい。

  エボラにさらに押し込まれて長期の戦時経済体制となったときでも業績が持続・拡大できて、エボラにあっさり勝利してもバリュー投資的に成立するような、両にらみの銘柄をいくつか見つけた(様な気がする)ので少し資金を投入し、レバレッジを1倍程度に戻そうと思っているところ。

  
  仮に、エボラにあっさり勝利で株価が上昇し、今回色々動いたことが裏目に出ても、そのほうがトータルではかえって幸せというもの。




  





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Last updated  Oct 19, 2014 08:21:04 PM
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