2310747 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

偏屈たぬきのへそまがり投資日記

偏屈たぬきのへそまがり投資日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

偏屈たぬき

偏屈たぬき

Category

Recent Posts

Comments

borokabu@ Re:デルソーレ(その2)(09/07) 偏屈たぬきさん 出来ましたらまた復活して…
borokabu@ 更新されておりませんね 久し振りにブログを開きましたが1年近く…
のぶちゃん@ Re:FPGを少しだけ買ってみた(05/29)  たしかに、どの株もそうかもしれません…
伊藤 弘@ Re:売却代金で株が買えない!-楽天証券の超絶改悪(09/29) まったく、同感です。 クロス取引は、有…
ぼっちゃん@ Re[2]:配当落調整金で儲ける?儲からない?(07/20) kkkさん、読者ですさんへ 下記のブログが…

Favorite Blog

ソフトクリエイトH… New! 征野三朗さん

2021~24PF概況468位… New! みきまるファンドさん

便乗値上げ。。。 New! yasuho consultingさん

構力入門73 トラス… ミカオ建築館さん

急遽、家を買うこと… mk4274さん

3539JMホールディン… Night0878さん

CD購入 スーパーコシヒカリさん

すずめの株式投資備… すずめ17さん
自由なれど孤独に かつらぎ准尉さん
OSSANPOWERのバリュ… ossanpowerさん

Free Space

Calendar

Archives

Sep , 2024
Aug , 2024
Jul , 2024
Jun , 2024
May , 2024
Apr , 2024
Mar , 2024
Feb , 2024
Jan , 2024
Dec , 2023

Keyword Search

▼キーワード検索

Nov 23, 2014
XML
カテゴリ:グロース投資
 今回は、久々に個別銘柄の話題。

 投資で成果を出すには、結局のところ割安で人知れず成長の見込める銘柄の発掘でしょ、ということで、最近買い戻したピックルスコーポレーション(2925)について。


1.ご飯がススムキムチ

 ピックルスコーポレーションの成長の原動力は、キムチ界(ってなものがあるとすれば)唯一のナショナルブランドである”ご飯がススムキムチ”。

 もともと、セブンアイグループ向けにキムチなどの商品を製造することで伸びていたのだけど、相手先プライベートブランド商品での成長に限界を感じた同社が、起死回生の自社ブランドとして開発したのが”ご飯がススムキムチ”。

 それまでも自社ブランドのキムチ開発にチャレンジしていたのだけど鳴かず飛ばず。そんななかで、従来のキムチは本当に日本の消費者の嗜好にあった商品なのかとの発想で、”キムチといえば酸っぱくて辛いという常識”を転換して、”酸っぱさと辛さを抑え甘みを強調した味付け”のキムチを開発。
 従来のキムチに馴染んだ層からは、こんなのはキムチじゃないとの酷評もあったそうだが、一般の主婦には受け入れられて大ヒット、それが”ご飯がススムキムチ”。

 ご飯がススム.png

ご飯がススム妖怪ウォッチ.png


2.業績推移

 27年2月期中間決算までの売上げ、利益の推移は以下のとおり。

ピックルス業績.png

 売上げが順調に伸びている一方で、利益には変動がある。これは、原料の野菜の価格に大きな変動があるのが主要な要因。

 ちなみに、昨年後半から今年の夏にかけて、ずっとハクサイの価格が高めに推移していた。また、今年6月に札幌の新工場を稼動させており、一時的な利益押し下げの要因となっている。

 そのため、私は、中間決算は期待できないと踏んで、9月に一旦ポジションを縮小していた。

 ところが、中間決算ではさすがに前年比でマイナスではあったものの、そこそこの経常利益を確保。

 そして、1年近くも高く推移していた原料のハクサイ価格がついに低下。10月以降かなり安い水準で推移。

 中長期で成長トレンドを継続しているとともに、足元の業績も改善が期待される状況になっているのである。


3.親離れの自社株買い

 ピックルスコーポレーションには、これまで非上場の親会社があった。”きゅうりのキューちゃん”でおなじみの”東海漬物”。自社より規模の小さな非上場の親会社を抱えるという、やや経営の自由度に疑問符が付くような状況であったのだが、

 このたび12月10日付けで、自社株買いにより、東海漬物から株を取得

 東海漬物の持株比率が44%から27%に低下。東海漬物は親会社からはずれることになり、経営の自由度が大幅に向上。

 ちなみに、私は、自社株買いに懐疑的なのだけど、

 ピックルスコーポレーションのように、成長を続けているにもかかわらず、PBR1倍割れ、PER1桁といったような銘柄の自社株買いは歓迎。


4.株価の推移

 株価の推移は、以下のとおり。

ピックルス株価長.png

ピックルス株価短.png

 長期的には、会社の成長に合わせて上昇トレンド。足元は、業績不安で一旦押していたけど、再上昇機運と、実にすなおな株価。


5.バリュエーション

 ちなみに、指標面。

 27年2月期中間決算時点で、

  発行済み株式(自社株除く):617万株
  総資産(実績):172.12億円
  純資産(実績):73.11億円(1株当たり約1185円、自己資本比率42.4%)
  利益(予想):7.38億円(1株当たり約120円)    
   ※:1株当たりの計算では、期中平均ではなく最新の株数で計算してます。

 上記に12月に予定される自社株買い(140万株、10.15億円)の影響だけ加味すると   

  発行済み株式(自社株除く):477万株
  総資産(実績):161.97億円
  純資産(実績):62.96億円(1株当たり約1320円、自己資本比率38.9%)
  利益(予想):7.38億円(1株当たり約155円)    
   ※:今中間期は前中間期に比べて現預金が約10億円ほど多いので、それを自社株買いに当てると仮定。
     1株当たりの計算では、期中平均ではなく最新の株数で計算してます。

 自社株買いにより、指標面がかなり良化。

 低PBR、低PER銘柄の自社株買いの好例。しかも今回は、ディスカウントした価格での買い入れとなっている。(ちなみに、高PBR、高PER銘柄では逆に作用するので要注意)。


 11月21日の終値が867円なので、PBR0.7倍弱、予想PER6倍弱。

 成長を加味すると、かなり割安に思える。


6.まとめ

 ピックルスコーポレーションは、キムチというニッチな分野での成長企業。

 1年近く続いた原料高から一転原料安の状況。

 非上場の親会社から自社株買いで、経営の自由度を確保した上に、株価指標が大幅に改善。


 ということで、私としては、10月以降コツコツと買ってみたところ。今後の推移を結構楽しみにしている。




※ 投資は、損しても得しても自己責任で!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 23, 2014 12:24:51 PM
コメント(0) | コメントを書く
[グロース投資] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X