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カテゴリ:へそまがり流投資手法
色々疑問点もあるトヨタ自動車のAA型種類株式なのだけど、昨日(6月16日)の株主総会で発行が認められ、7月に発行の予定。
拙ブログでは、これまで2回にわたって、ややネガティブに取り上げたのだけど、 今回は私の母にはこの種類株の購入を薦めるかも、という話を。 (発行スケジュール等) (過去の日記) 〇トヨタ自動車種類株 ・・・個人投資家目線(ようは私にとってどう見えるかという話) 〇トヨタ自動車種類株の謎 企業価値を毀損?・・・発行するトヨタ自動車の立場を想像して 0.私の母とは まず、この種類株を薦めてみようと思う私の母について。 母は、余裕資金を証券会社で運用しているのだけど、勧誘耐性が低くく、証券会社担当者から薦められるがままに信託報酬の高い投資信託や仕組債など証券会社の利益のための商品を買ってしまうことも多い。 なので、現金ポジションがあるときは、私が先回りして、個別の株式・債券などを推奨しておくことが肝心。 で、上昇相場でいろいろと利食ったので、今まさに現金ポジションが結構積み上がっていて(証券会社担当者のターゲットにされる)危険な状態。 1.AA型種類株式の主な特徴 おさらい的に整理すると、 〇5年後以降は、投資家側から1:1で普通株への転換請求、または発行価格での取得請求が可能。 〇5年後以降は、会社側から発行価格での株式取得が可能。 〇初年度の配当利回りは0.5%、徐々に上昇し5年度目以降は2.5%。 〇議決権が有る。 〇倒産等の際には、債権よりは劣後するけれども普通株よりは優先する優先株。 〇発行後5年間は資金が拘束される。 〇発行価格は、普通株式の126~130%以上に設定。(昨日の発表で以前の値から更新) 2.なぜ母には薦めるのか。。。 以前の日記で書いたように、この種類株、私は買わないけど、 母には薦めるかも。 証券会社に置いている現金を早いとこ有価証券にしとかないと、母は勧誘耐性が低いので証券会社担当者から薦められるがままにファンドラップとかエマージング債投信とか証券会社の利益のための商品を買ってしまう恐れがあるので。 この種類株、流動性はないものの、5年後以降に発行価格での取得請求か普通株への転換という選択肢があり、また配当利回りも預貯金・債券より高く、ローリスクミドルリターン。 流動性が無いのも普通とは逆にメリットで、回転売買の罠からも逃れられ一石二鳥かも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 17, 2015 08:02:02 AM
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