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カテゴリ:へそまがり流投資手法
晴れの日もあれば雨の日も台風の日もある。さらに言えば、大地震、大津波、火山の噴火、隕石落下などのリスクもある。
1.株式投資のレバレッジ 株式投資も同じで、相場が順調な時ばかりではない。軟調な時もあれば底無しに大暴落していくときもある。 だから、信用買いなどでレバレッジを掛けるのもほどほどにしとかないとあっという間に破綻してしまう。 例えば、レバレッジ2倍だと3割程度の株価下落(そんなのは頻繁に起こる)でも、追証の心配をしなくてはならない。 私は低倍率のレバレッジ(今のところ1.2倍程度)を掛けているけれども、リスク管理のため、また暴落時に冷静でいるために現物取引のみに限っている投資家も多い。 2.会社経営のレバレッジ これは、会社経営でも同じではないかと思う。 事前の事業計画に沿って順調に進む時ばかりではない。ビジネスモデルに欠陥があったり技術革新に乗り遅れたり、はたまた世界的な恐慌に遭遇したりといったこともある。 そんな時、今の会計基準は時価評価が基本なので、PL(損益)だけでなくBS(資産)も一気に傷んでしまう。 財務のレバレッジもほどほどにしとかないと、危なっかしくて仕方がない。 むしろ、財務を万全にしておいて、恐慌の時などバーゲンハンティングし放題ぐらいの余裕があってもいいのではとか思う。 3.自社株買いは慎重に 最近、自社株買いが持て囃されることが多いけど、現金が潤沢に余っていて自社の株価の割安さに自信があるならともかく、そうでなければ慎重に考えてほしいもの。 自社の株価が割安でないなら自社株買いで長期的に株価が上昇するなんてのは理屈に合わず、自社株買いを行っている間の受給バランスで短期的に上がっているに過ぎない。(例えば時価総額100億円の企業が10億円をキャッシュアウトすれば時価総額90億円の企業になり、10億円を自社株買いに充てれば株数が1割減少する。なので株価は元のまま。キャッシュアウトしても時価総額が影響を受けないなんて錬金術的なことは基本的には変だろう。) 少なくとも、リキャップCB(自社株買いの資金調達で転換社債を発行)のように割の合わない借金をしてまで自社株買いするような会社の株は長期では持ちたくないと、私は思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 13, 2015 06:43:16 AM
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