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カテゴリ:へそまがり流投資手法
信用取引とは、借金して株を買う(または売る)こと。
今週のような相場急落時には、株は現物に限るとか、信用取引きは中長期投資には向かない という考え方に正当性があるように思えるけど、決してそんなことは無い。 1.借金をして株を買う効果(信用買い) 私は、借金をして株を買うこと(信用買い)は合理的だと思うし、それは中長期投資でも同じこと。 現在、東証一部の平均PERは約16倍ぐらいで、株式益回りでいうと約6%。 一方、信用取引のコストは、信用金利の低い証券会社で若干のセオリー(制度信用を使う、なるべく値嵩の株をまとめて建てる、権利をまたがない 等)を守れば、年間2%弱。 年間2%弱のコストに対して約6%の収益が期待できる。 信用買いを取り入れることで、リスクは高まるけど期待値も高まる。 (関連の日記) 〇信用取引の効用 〇信用取引で権利日をまたぐコスト 〇信用取引で1ヶ月ごとにかかるコスト 〇信用取引金利1.39%に 〇信用買いなら制度信用で 2.先物という選択肢 それから、信用取引よりコストの低いレバレッジの手段が、先物取引。 私は、日経225miniの期先物(3~5年ほど先の限月のもの)を保有。 今だと、10.8万円の証拠金(現物株で代用可の証券会社あり)で約190万円分の株をバルク買いするのと同じ効果。金利などはかからない。 ただし、含み損が発生すると、その分は現金を証拠金として差し入れなければならないのが難点。今回、私の建玉たちは結果的には含み損の一歩手前で踏みとどまって反転してくれたけど、現金証拠金発生に備えての現金の捻出で少しアタフタ。 (関連の日記) 〇日経先物で中長期投資(その4)(暫定版) 3.リスクのコントロール 企業に対しては資本効率性を求めるのだから、自分の投資においても同じように資本効率性を高める工夫をすれば良い。 ようは、(企業経営でも同じだと思うのだけど、)過度のリスクを取らないこと。 私の場合には、レバレッジを上げすぎないようにしている。 レバレッジ1.2倍(純資産1に対し0.2の信用買い等)程度であればロスカットも不要。まったくのバリュー投資的手法とも親和性がある。(今はちょっと高めのレバレッジ1.3倍弱で要注意なのだけど。。。) 高レバレッジで機敏に立ち回っている投資家もいるだろうけど、私の範疇ではない。 まあ、色々な投資手法があって、借金をしてまで株を買う(信用買い、先物)かどうかは、それぞれの投資家の好みなんだろうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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