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カテゴリ:へそまがり流投資手法
相場の急落時に付き物なのが”ロスカット(損切り)”。今回は、ロスカットについて思うところを書いてみたい。
ロスカットが株価の下落を招き、株価の下落が更なるロスカットを引き起こす。 株価下落 → ロスカット → 株価下落 → ロスカット → 株価下落 → ・・・・ の悪循環。 ところで、このロスカットには2種類のものがある。 1.投資家の意図しない強制決済 まず1種類目として、信用取引の強制決済。 保証金維持率が証券会社の規定を下回った場合には追証(追加保証金)が発生。期限までに現金等を差し入れて追証を解消できない場合には、建玉が強制決済されてしまう。 または、そのような状況を目前にして投資家の判断で泣く泣くロスカットするようなこともあると思う。これも投資家の望まない決済ということでは強制決済と類似のもの。 これらは、資金管理の大失敗。株式投資においては致命的なもの。 こうならないように慎重に資金管理をしなければならないのだけど、信用取引に慣れていないと安易に建玉を膨らまして相場急落時に危険な状況になりかねないので要注意。 ちなみに、 保証金維持率=(委託保証金(現金換算)- 建玉評価損)/ 建玉代金合計 (※簡便化のため諸経費等は省略) 保証金維持率の追証発生ラインが20%の証券会社で取引していたとして、 例えば、維持率が35%あるから余裕だと思うと大間違いで、株価が12%程度下がれば追証発生(代用有価証券の場合)。 維持率が50%でも、株価が20%程度下がれば追証発生(代用有価証券の場合)。 2.投資家の意図するロスカット もう1つが、投資家が戦略的に意図して行うロスカット。 株式投資のポートフォリオ管理の常識として、”買った株が下落した時のロスカット(損切り)ルールを決めておくべき”ということがよく語られる。 また、ザラバを見ることが出来ない兼業投資家がロスカットを行うために、”逆指値”という注文方法を用意しているネット証券も多い。 だけど、私には、株価急落時に強制決済等の追い込まれた状況の人たちと競い合うように機械的にロスカットしていく行為に合理性があるとは到底思えない。 (関連の日記) 〇塩漬け 究極の投資法 なので、私はこれまで一度も逆指値注文をしたことはない。 まあ、会社に投資をするのではなく、値動きに投資をするタイプの投資家にはロスカットが有効なのかもしれないけれども。 3.ロスカットされている株を拾う むしろ、相場急落時に機械的にロスカットされている株を拾っていくことが投資成績の期待値を高めてくれるのではと思っている。 月曜あたりは絶好のチャンスだと思うのだけど、 私のように、ザラバをほとんど見ることができない兼業投資家には難しい。。。 約定する可能性の小さい下値の注文を並べておくのは面倒なうえに、仮に軒並み約定するとレバレッジ管理的にも困る。 どうか、休憩時間にチャンスがありますように。。。 ※投資は、損しても得しても自己責任で! ※ランキングサイトに登録してみました。 にほんブログ村 にほんブログ村
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Last updated
Jan 17, 2016 08:54:30 AM
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