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カテゴリ:貸株サービス
相場が落ち着いてきたので、久々に、貸株サービスについて。
今回は、貸株サービスにまつわる色々なネタを、落穂拾い的に。 (関連の日記) 〇貸株サービスが熱い(その4) 〇貸株サービスが熱い(その3) 〇貸株サービスが熱い(その2) 〇貸株サービスが熱い(その1) 〇貸株サービス 1.貸株金利が高い銘柄は、株価下落を予想する人が多い 貸株金利の高い銘柄は、なぜ高いのだろうか。 多くの人には言わずもがななのだろうけど、買い方にとっては決して”人気の証”的な好ましい状況ではない。 貸株市場において高い金利を払ってでも借りたい人が多い銘柄ということなのだけど、 なんのためにその銘柄を借りるかというと、その目的はただ一つ。 貸株市場で株を調達して空売りするため。 要するに、将来の株価下落を予想して空売りしたい人が多い銘柄ほど貸株金利が高くなっている。 投機的な取引で割高になっていると思われているとか、今後の業績悪化が予想されているとか、 好意的に解釈したとしても”強弱観対立している銘柄”ということ。 たまたま自分が選んだ銘柄の貸株金利が高かったとすれば、その銘柄の世間的な評価は上のような状況と覚悟しておく必要がある。 だから買うなということでもないけれども、 買うのなら、あえて先安観の持たれている銘柄を買う見返りとして、貸株金利をもらっておかなければと思う。 2.貸株サービスで売買手数料が無料に 貸株サービスの残高が多いと手数料が安くなる証券会社がある。それは、貸株サービスの新興勢力の楽天証券。 月間平均の貸株残高が5000万円以上だと、超割コース選択で翌月の信用取引手数料が無料に。 楽天証券は信用金利が必ずしも安くないので信用取引には不向きだけれども、 現物の売買を、”信用買い+現引き”、”信用売り+現渡し”で代替すると、かなりの節約となる。 3.SBI蟻地獄に気を付ける 貸株金利は証券会社ごとに変動しているので、最適化するためにはどうしても証券会社間の移管手続が必要となる。 また、私の場合、相場下落時などには、信用取引主体の証券会社の担保を補強するために移管手続が必要となることもある。 そんな移管手続においては、SBI証券が要注意。 やけに記入項目が多い移管依頼書を提出してから、手続き完了まで時間が掛かる上に、 少しでも誤記や株数相違(手続中の売買など)があると書類を返送してくる(一往復するたびに10日程度は余計に時間が掛かる、何のために電話番号まで書類に書かせているのかも分からない)。 楽天証券がWeb上での手続きのみで迅速に移管してくれたり、 カブドットコム証券が誤記・株数相違については電話確認で手続きを続行してくれるのとは全く異なる。 SBI証券にいったん入れてしまうと出すのはとても大変。貸株サービスを利用する際には、そのことを理解の上、必要最小限にとどめるのが吉。 それから、SBI蟻地獄に対抗するための若干の工夫としては、 SBIから複数銘柄の移管をするときには、1枚の依頼書に複数の銘柄を記入するのではなく、 手間がかかっても1銘柄毎に1枚の依頼書を作成するとよい。 そうすれば、事後的に株数相違が生じても、その銘柄以外の手続きが止まることは無く、影響が最小限となる。 4.感想など 私の場合、ここのところの株価下落で信用取引が拡大していて、貸株サービスの利用はかなり縮小気味。 レバレッジ低めにして、貸株サービスをのんびり活用するのが気楽でいいなーとか思いつつも、 今の株価水準ではお買い得に思える銘柄が多くて、どうしてもレバレッジが高くなってしまう。 今回の日記では、貸株サービスについて書いたのだけど、 貸株サービスで得られる金利も魅力的ではあるけれども、信用取引の資金繰りはさらに重要で細心の注意が必要とも思う。 ※ランキングサイトに登録してみました。 にほんブログ村 にほんブログ村
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Last updated
Oct 21, 2018 12:37:22 PM
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