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カテゴリ:BABYMETAL
なんと、3回連続のBABYMETALネタ。
注文していたロンドンライブのブルーレイが届いたので早速観賞。 想像していたよりスゴイと呆然と見ていると、妻がやってきて、いい年してアイドルにはまっているキモイおっさん扱いなわけです(いや、否定はしませんが)。 ”何がそんなにいいのか”とか聞いてくるので、 ここぞとばかりに”いやともかくスゴイ。次元が違うんだ。BABYMETALを知らないなんて人生の楽しみの90%を失っているのと同じことだよ。この衝撃を例えれば、昔の人がビートルズを初めて見たとか、そのまた昔の人がエルビスプレスリーを。。。”とか力説していると、 妻は遠い目をして無言で立ち去っていくではないか。しめしめ、邪魔者はいなくなったので、続きを見るか。 とか、なんだか、BABYMETALを得た代わりに、もっと違う大切な何かを日々失っているのではないかと思わなくもないけど、そんなことはさておき、 BABYMETALが所属するアミューズの開示資料などを見ていて、一般的な上場企業とは一味違う流儀の”徳のある会社”だなーと感じたので、今回はそのあたりのことを。 (関連の日記) 〇BABYMETALは”机の下”から始まった 〇BABYMETALにはまる 1.株価水準、大幅減益予想をどう見るか 28年3月期の決算短信から、アミューズ株を指標面で見てみると、先週末の終値に対して予想PERが約16倍、実績PBRが約1.7倍、自己資本比率が約62%となっている。 ちなみに、無借金でかつ自己資本の約7割に相当する現預金を有しており、財務内容は抜群の安定力。業績の変動幅が大きそうな点を抜群の財務内容で補っている感覚か。 なお、前期の実績に比べて今期の予想利益が3割以上減少しており、そのあたりが気がかりではあるのだけど、 どうやら、ここ数年は年度途中の上方修正を繰り返しており、当初の業績予想を低めに出す傾向がある模様。 そういったことを含めて、今の株価は安からず高からずといった感じか(もちろん、BABYMETALファンとしてBABYMETALの将来性を加味すれば断然安いとは思うのだけど。。。)。 2.所属タレントとの長期的な信頼関係 さらに、28年3月期の決算短信を読んでいくと、 ”会社の対処すべき課題”の筆頭に、アーティストの育成や能力開発のことが記されている。 (4)会社の対処すべき課題 1.アーティストの発掘・拡充・能力開発 当社グループにとってアーティストマネージメントは最も強みのある分野です。積極的・継続的な新人アーティストの発掘・育成を行うとともに、様々な活動領域をもつアーティストの拡充、アーティストの新たな才能を開花させる能力開発は、引き続き当社グループの最大の課題です。 なんだか、決算短信でよく見かけるような文章とちょっと印象が違うけど、芸能関係ってこんな感じなのかなと思って、他社のものを見ると”ヒットコンテンツの創出”とか、”得意分野、成長分野へ経営資源を集中投下”とか、金の匂いのする項目を掲げている。 やっぱり他と違う。”アーティストの育成・能力開発”といった切り口のものを第一に掲げているのは、この会社の社風が表れているのではと思ったりする。 そういえば、昨年のアミューズの株主総会で福山雅治さんの結婚に関する質疑があったと少し話題になっていたなーと、当時のブログなどを見返してみると、 株主質問 福山雅治46歳が体を壊したり結婚したら株価が下がるんじゃないか?福山はそれを危惧して無理していないか?アミューズとしてはどう考えるか? 社長回答 人として成長させることが大事だと考えている 本人も考えているはず 株価が下がることはあると思うが応援していくことが健全なマネジメント ほほー、目先の利益や株価より、人として会社として大切なものがあるということを、しっかり分かっている会社だなーと思う。 この社風は、創業者・会長の大里洋吉氏の影響かな、と昔のインタビュー記事などを探して読んでみると、 株式公開の話が持ち込まれたときにメリットとデメリットを考えて結構悩んだのだそうだ。 株式を公開してしまうと、所属タレントとの信頼関係が損なわれるのではというのが心配の点。ということで、株式公開の賛否を問う手紙を所属タレントに出してみたところ、思いがけず大半が賛成の返事、ということで株式公開を決断したのだとか。 なんだか、”株式会社は誰のためのものか”といったようなことを考えさせられるような話。 私は、以前にも書いたことがあるけど、あらゆるステークホルダーのことを考えた、バランスの良い会社であって欲しいなと思っているので、こういうアミューズのような会社は結構好き。 (関連の日記) 〇会社は誰のものか 3.そういえば、BABYMETALも大事にされてるよね BABYMETALの3人が互いにまた周囲の人と信頼しあえる安定した人間関係が築けていて、ひたすらレッスンに打ち込んで来られたのも、アミューズに所属できたということが大きいのかも、と今さらながら。 目先の利益を優先する会社なら、感情労働的な小銭稼ぎにこき使われて、今頃は精神的にも疲弊してしまっていたかも。 アミューズだから今のBABYMETALがあるわけでは決してないと思うけど、アミューズでなかったなら今のBABYMETALはなかったんだろうなーとか思う。 なんだか、目先の利益や株価のことは後回しの”徳のある会社”が、それがゆえに人を得て、結果的に業績を伸ばしていて、 さらに、BABYMETALという宝も手に入れた。 おとぎ話の、花咲か爺さんみたいな話だなー。 今回の日記は、とりとめもない話で結局なんなのといった感じなんだけど、 ちょっと長くなったので、続きは次回に。 次回は、そんなアミューズも自社の将来性には結構自信を持っていて、なおかつ今期の業績予想を極力低めに出す事情があるのかもという、BLACKアミューズ的なことを。 ※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。 ※投資は、損しても得しても自己責任で! ※ランキングサイトに登録してみました。 にほんブログ村 にほんブログ村
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Last updated
Jan 9, 2017 03:49:59 AM
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