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カテゴリ:BABYMETAL
BABYMETALに時間と魂を吸い取られ、ブログの更新がすっかり遅れているのだけど、
BABYMETALのライブ映像を見ていると、涙が止まらなくなって困ることがある。 例えば、”イジメ、ダメ、ゼッタイ”という曲。タイトルのままの内容で、私なんてへそが曲がっているものだから、普通なら、”良い人って思われたいのかな”とか”きれいごとだよね”とか白々しく感じるだけだと思うのだけど、 BABYMETALの、真剣で超絶な演奏とダンス、そしてヴォーカルSU-METALのどこまでも真っすぐな表情と真っすぐな歌声でこれをやられると、 ”世の中は得損勘定のバランスで出来ていて、正義を語る奴は一番胡散臭い”と思っているようなへそ曲がりな私なのに、心の地層の奥深くに刺さってくるのか、なんだかよくわからないけど涙が出てきて止まらないんです。 だけど、BABYMETALは、メッセージ性のあるような曲だけでなく、楽しい曲もカワイイ曲もそれぞれに突き抜けていて、なんか手に負えない。 そのうち、カワイイ曲の代表的なのがMOAMETALとYUIMETALの2人で構成される”BLACK BABYMETAL”の”おねだり大作戦”。 ”BLACK BABYMETAL”は、心の声を歌っているというようなコンセプトのようなのだけど、この”おねだり大作戦”では、 可愛く無邪気に見える女の子が、自分たちが可愛いことを自覚していて、自分の物欲を満たすために無邪気を装い可愛く攻めていくのだけど、そういう腹黒いところも含めて超絶にカワイイのだ!!! という倒錯した世界観の、おっさん致死率100%のキラーコンテンツ。 で、いよいよ今回の本題の、”BLACK BABYMETAL”ならぬ”BLACKアミューズ”のことについて、 いや、もうほとんど妄想の世界なんですけどね、 企業の開示資料などを見ていると、時に中の人の本音が垣間見える(ような気がする)時があるのだけど、 アミューズの場合、ほとんど上の”BLACK BABYMETAL”とシンクロしていて、 目先の株価下落を厭わず無邪気に大幅減益予想を出しているように見えるアミューズが、実は自社の将来が明るく開けていることを自覚していて、だけど自分たちの実利のためにあえて大幅減益予想を出していているのだろう。 というような、腹黒く、だけどカワイイ、まさに”BLACKアミューズ”。 今回は、そういう妄想的な内容について。 (関連の日記) 〇BABYMETAL投資を斜め上の自分がいさめる 〇BABYMETALのアミューズは”花咲か爺さん”だった 〇BABYMETALは”机の下”から始まった 〇BABYMETALにはまる 1.大幅減益予想の解釈が焦点 前回の日記のおさらい的な内容から。 (関連の日記) 〇BABYMETAL投資を斜め上の自分がいさめる ”素直な感情の私”がアミューズ株に傾斜していくのに対し、”それを斜め上から観察する投資家としての私”がいさめる構図で、 素の私:。。。うーん、うーん、えーと、指標的にもそこそこで、今期減益予想だけど、きっと上方修正してくれるよ。 斜め上の私:会社のことは会社が一番よく知っているよ。そもそも、アミューズの稼ぎ頭はサザンと福山雅治だよ。サザンはいくら偉大でも、もう引き際を考えなくてはならない年齢だろ。業績予想が悪くても何の不思議もないよ。上方修正期待なんて楽観的な妄想だよ。 アミューズが投資対象として魅力的なのかというのは、BABYMETALがとにかくスゴイという妄想的な部分を除くと、前期の実績に比べて今期の会社側の予想利益が3割以上減少していることについて納得のいく説明ができるかということにかかっている。 (参考) 〇平成28年3月期決算短信(5月13日アミューズ開示資料) 2.善人は善人でいることが得だから善人なのだ ここで、少し寄り道をして、アミューズの同業他社に対する強みについて。 前々回の日記で、 目先の利益や株価のことは後回しの”徳のある会社”が、それがゆえに人を得て、結果的に業績を伸ばしている と、美しく書いてみたのだけど、 (関連の日記) 〇BABYMETALのアミューズは”花咲か爺さん”だった ”目先の利益や株価のことは後回し”なのは、実際のところアミューズが善人だからというような理由ではなく、そうすることが中長期の利益につながる という同社の過去の成功体験に由来するのだろうと思う。 また、アミューズの盤石な財務内容があってこそ取り得る戦略であり、同業他社に対する強みなのだろう。 3.違和感のあるピース 28年3月期決算短信と同時に公表された開示資料の中に、そういう会社の成功体験と全く相いれない違和感のあるピースがある。 〇取締役向け業績連動型株式報酬制度の導入に関するお知らせ(5月13日アミューズ開示資料) 〇従業員向けインセンティブプラン「株式付与ESOP信託」の導入に関するお知らせ(5月13日アミューズ開示資料) 特に、前者の取締役向け業績連動型株式報酬制度の方は、”毎事業年度の連結当期純利益額”に応じて株式を付与するような内容となっていて、 役員に対して、”目先の利益を最優先してください”と言っているようなもの。 ”目先の利益や株価のことは後回し”で中長期の利益を伸ばしてきた同社の成功体験と真っ向から対立している。 もう、違和感どころの話ではない。 4.BLACKアミューズ的解釈 ジグソーパズルの最後のピースが嵌らないようで気持ち悪いのだけど、しばらくして急にアミューズの中の人の本音が聞こえてきたような気がした。 ようするに、会社の将来が明るく開けていて業績・株価とも上向きに推移するだろうことを自覚しているからこそ、今の時点で役員や従業員に株式を持たせよう ということなのだろう。 そのうえで、”事業年度の連結当期純利益額”に応じて株を配分するというなら、その基準は今期業績予想の数字ということになるのだろうし、 同社の過去の成功体験からは、その数字の達成にストレスを感じるような水準では絶対にダメなわけで、ごく自然体で無理なく達成できるであろう極めて保守的な予想となっているのではないか。 そう解釈すると、違和感のあった最後のピースがスッキリと納まる。 目先の株価下落を厭わず無邪気に大幅減益予想を出しているように見えるアミューズが、実は自社の将来が明るく開けていることを自覚していて、だけど自分たちの実利のためにあえて大幅減益予想を出していているのだろう。 というような、腹黒く、だけどカワイイ、まさに”BLACKアミューズ”。 5.アミューズ株を超主力PF1位に ”素直な感情の私”がBABYMETALの世界的成功に妄想を膨らませ、”冷静なはずの投資家としての私”まで”BLACKアミューズ”的な妄想に取りつかれ、 妄想がシンクロして、もはやブレーキを踏むものがいない。 ところで、”わたし、パパのお嫁さんになるんだ”と腹黒くもカワイく歌っていた”BLACK BABYMETAL”も、セカンドアルバムではすっかりお姉さんになり、 今では、グズグズとネガティブなことを言う、そう、例えば”斜め上の私”のような奴に怒り心頭。 反省してもいい 後悔してはダメー! ということで、アミューズ株を超主力、PF1位のところまで買い進んでみたのでした。 ※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見と妄想による記述。 ※投資は、損しても得しても自己責任で! ※ランキングサイトに登録してみました。 にほんブログ村 にほんブログ村
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Last updated
May 20, 2017 08:30:13 PM
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